朝鮮の国鳥

朝鮮の国鳥はオオタカです。タカ目タカ科の猛鳥であるオオタカは朝鮮に棲息する留鳥です。成熟した雄の体重は500～1100グラム、全長48～50センチメートル、尾の長さは18～24センチメートル、雌の体重は800～1350グラム、全長55～61センチメートル、尾の長さは22～27センチメートルで、雌が雄よりやや大きいです。寿命は15～20年です。餌はコウライリスやキジなど小さい哺乳類や鳥類です。

均衡の取れた体、鋭い目つきとくちばし、強い爪、翼を大きく広げて大地を見下ろし、青空高く飛び上がる威風堂々とした気概・・・空中から餌を発見すればとても速いスピードで稲妻のように急降下します。

古くから祖先は利口で敏捷かつ勇猛なオオタカを親しい間柄のように大切にして、狩に広く利用しました。これは美術作品と諺、歴史物語と詩、民謡にオオタカがよく登場するのを見ても分かります。かつての動物の絵の中でオオタカの絵は比較的類型が様々で、少なからぬ遺物も残した美術遺産の一つです。