偉大な戦勝の歴史、永遠なるわれわれの勝利

7月27日は、チュチェの朝鮮の誇らしい戦勝デーです。朝鮮人民が世界「最強」を豪語するアメリカの下り坂の端緒を開いた勝利者の祝日です。

1950年6月25日から1953年7月27日まで、朝鮮では3年間の戦争がありました。

日本帝国主義者の植民地支配から解放されて5年、創建されて2年にもならない歴史の浅い共和国を双葉のうちにもぎ取ろうと朝鮮戦争を起こしたアメリカは、戦場に多くの追従国の武力まで引き入れましたが、敗北を免れませんでした。

▲

戦勝の歴史に刻まれた奇跡

▲

―チュムンジン海戦

1950年7月初め、朝鮮人民軍海軍第2魚雷艇隊には、チュムンジンというところの沖に侵入する米軍の艦船集団を掃滅する命令が下りました。敵軍は、重巡洋艦と軽巡洋艦、駆逐艦などで戦闘隊形を作り、侵入して来ました。

当時、第2魚雷艇隊には4隻の魚雷艇に8発の魚雷と4挺の高射機関銃、30人余りの戦闘員だけでした。ところが、敵軍の大艦船集団は、1万7300トン級の重巡洋艦と1万4000トン級の軽巡洋艦、駆逐艦、そして200門近くの各種砲、3500人余りの兵力からなっていました。

4隻の魚雷艇で、大艦船と戦うというのは、既存の軍事常識では、想像もできないことでした。

しかし、勇敢な朝鮮人民軍海兵たちは、敵軍に致命的な打撃を与えました。敵軍は、あわてて逃げました。戦闘は魚雷艇隊の勝利で終わりました。朝鮮の海兵たちは、この戦闘で「海の島」と豪語していた米軍の重巡洋艦「ボルティモア」を撃沈し、軽巡洋艦を撃破する海戦の歴史で例のない勝利を収めました。

▲

―ウォルミ島防御戦闘

この戦闘は、1950年9月13日から15日までありました。

朝鮮人民軍の英雄的闘争によって、朝鮮から完全に追いやられる危険に直面したアメリカ侵略者は惨敗を挽回し、朝鮮全土を占領しようとの侵略の目的を必ず達成するために武力を大々的に増強し、ラクトン川前線で「総攻勢」に移り、インチョン地区では大規模な上陸作戦を行いました。

敵軍は、インチョン上陸作戦に5万人以上の大兵力と数百隻の艦船、1千機余りの空軍機を投入し、日本軍国主義者まで引き入れました。当時、ウォルミ島には、4問の砲を持っている海岸砲兵中隊と歩兵の1個中隊がありました。

数の上で数百倍に達する敵軍を相手に、戦争の歴史に類例を見ない戦闘が行われました。

ウォルミ島の防衛者たちは3日間の戦闘で、駆逐艦3隻を含めて13隻の敵艦を撃沈、撃破し、敵軍の上陸を遅延させることにより、偉大な金日成主席が示した戦争第2階段の戦略的方針を貫く上に大きく寄与しました。

▲

―テジョン解放作戦

1950年7月7日から7月20日までの間に行われた現代包囲戦のモデルとなる作戦でした。

当時、テジョンは米軍と南朝鮮軍の「空軍基地」、「補給基地」など「兵站地帯」の重要な基地として利用されている軍事的拠点で、交通、運輸、逓信の中心地の一つでした。

金日成主席の正しい導きの下に、人民軍の各部隊は作戦期間、奇妙で巧みなさまざまな戦法で、敵軍に猛烈な攻撃を加え、アメリカ侵略者が「上昇師団」と誇っていた米軍第24歩兵師団と多数の南朝鮮軍を包囲、掃滅し、7月20日、テジョンを完全に解放しました。

米軍第24歩兵師団長だったディーンをはじめ、数多くの敵軍を殺傷、捕虜にし、多くの兵器と機材を鹵獲、または破壊しました。

これは、戦勝の歴史に刻まれた奇跡の一部にすぎません。

▲

青春も、命もささげて

▲

―リ・スボク

リ・スボクは、1951年10月30日、1211高地の左側の無名の山の奪還戦闘で突撃チームの責任者に任命されました。

戦闘の前に、リ・スボクは自分の手帳に、一つしかない祖国のために、二つとない命を捧げる意志をこめた詩を書き入れ、先頭で反撃を開始しました。

前進する過程に敵軍のトーチカを胸で塞いで、部隊の反撃を保障し、壮烈な最期を遂げました。享年18歳でした。

リ・スボクが残した詩「一つしかない祖国のために」は、朝鮮人民の間に広く知られています。

私は解放された朝鮮の青年だ
生命も大切だ
輝かしい明日の希望も大切だ
しかし、私の生命、私の希望、私の幸せ
これは祖国の運命には代えられない
一つしかない祖国のために
二つとない生命ではあるが
私の青春を捧げること以上に
貴い生命
美しい希望
偉大な幸せが
ほかにあるだろうか！

▲

―カン・ホヨン

カン・ホヨンは、祖国解放戦争の時、多くの戦闘で偉勲を立てました。

1951年2月、カムアクという峰の戦闘に参加したカン・ホヨンは、戦闘の過程に両腕と両足に重傷を負い、身動きができなくなるや口に手榴弾をくわえて敵陳に踊りこみ、大量の敵軍を掃滅し、壮烈な最期を遂げました。

▲

―チョ・グンシル

チョ・グンシルは、重機射手として戦闘で輝かしい偉勲を立てました。

1951年4月24日、902．4高地戦闘で、数回にわたる敵軍の攻撃を退ける過程に左足と両腕に重傷を負い、身動きができなくなるや、あごで重機関銃の引金を引き、敵軍に銃火を浴びせました。

命が尽きるまで英雄的に戦い、450人余りの敵軍を殺傷し、高地を守るのに大きく寄与しました。

このように、鋼鉄の統帥である金日成主席がいて、われわれは必ず勝つという固い信念を持って、朝鮮人民軍軍人たちは「金日成将軍万歳！」を声高く叫び、侵略者を退けました。

▲

われわれは勝利した

祖国解放戦争は、世界に朝鮮のヒロイズムをはっきり知らせた戦争、共和国の自主権に手出しする侵略者には惨敗しかないという真理を歴史に刻み付けた戦争でした。

金日成主席の卓越した老練な指導の下に朝鮮人民と人民軍軍人は自国、自分の制度を決死の覚悟で守る意志で、侵略者を敗北させ、戦えば必ず勝つという朝鮮人民の気概を遺憾なく示しました。

7月27日の勝利！

これは、金日成主席の主体的な軍事思想と霊妙な戦略・戦術、卓越した用兵術による偉大な勝利で、指導者に限りなく忠実な朝鮮人民と人民軍軍人の英雄精神と不屈のたたかいによってもたらされた誇らしい勝利でした。

金日成主席は、人民軍軍人を戦争の勝利の直接の担当者、決定的な要因とみなす独創的な軍事思想と理論を示し、徹底的に具現しました。

主席が編み出したすべての前線での連続的な打撃と包囲殲滅戦、正規軍による第2戦線の形成と威力ある総反撃戦、積極的な陣地防御、そして夜間戦と抗道戦、飛行機ハンターチーム運動、戦車ハンターチーム運動、狙撃兵チーム運動、山岳地帯での砲兵火力の集中的利用と移動砲兵中隊活動のような戦法は、侵略者に甚大な打撃と恐怖を与えました。

主席の秀でた軍事の英知によって、朝鮮人民と人民軍軍人は常に主導権を握って、数と技術の上での優勢を誇る侵略者を情け容赦なく打ちのめし、戦争に勝つことができました。