伝統的な醤油漬けの風習に基づいて

伝統的な醤油漬けの風習に基づいて

醤油漬けは野菜や山菜などを醤油に漬けた加工食品です。

今、ピョンヤンのソンギョ区域*1キムチ工場で生産する機能性醤油漬けが好評を博しています。ピョンヤン市一般消費財の展示会に何度も出品され、一度味わった人はその風味に舌鼓を打ちます。

新しい健康食品の開発で中核的な役割を果たした発明家は、醤油漬け作業班のムン・ミョンチョル班長です。ムンさんは工場に入った初日から機能性醤油漬けの開発に取り掛かったといいます。

人民の健康増進に役立つ新たな醤油漬けをつくることを決心し、伝統的な醤油漬けの風習を探りました。これに基づいて薬味だけでなく、野菜固有の味も生かし、栄養価も高い製品の研究を始めました。

食品工学の文献を耽読するうちに、野菜漬けに色々な副材料を入れることに思いつきました。それでゴミシやクコ、銀杏、えんどう豆などの合理的な配合比率を求めて実験を重ねました。

数十回の失敗にめげず実験を続け、機能性醤油漬けの開発に成功しました。新鮮な味と鮮やかな色の青唐辛子、キュウリなどの機能性醤油漬けはこうして開発されました。

ムン・ミョンチョル班長のお話です。

「工場で開発した機能性醤油漬けは現在、10数種あります。それぞれ野菜固有の味と色々な薬理作用で人気が上がります」

ムンさんは従業員の間で労働者の発明家、新規製品の開発のベテランとして親しまれています。

今もムンさんは人民の食生活向上に役立つ思いで、新たな機能性醤油漬けの開発に知恵と情熱の限りを尽くしています。

（経済―工業）