クコの実は長寿の実

クコの実は長寿の実

クコは朝鮮で古くから栽培されて来た薬用植物です。研究者は、クコの実を長寿の実と呼んでいます。それは、クコに、健康に必須の薬効成分が多く含まれているからです。

クコにはアミノ酸だけでも18種が含まれていますが、そのうち、8種は必須アミノ酸です。これと共に、カルシウムとマグネシウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛など21種のミネラルと各種ビタミン、多糖類、カロテノイドが入っています。

コリョ医学総合病院のキム・ジョンヒ医長のお話です。

「クコの成分のうち、ビタミン類とカロテノイド、多糖類は抗酸化作用をします。人体は10兆もの細胞からなっていますが、これらの細胞は常時、ラジカルの攻撃を受けます。ラジカルは体内で細胞を酸化させ、細胞を殺したり、老化させます。このラジカルを取り除く抗酸化物質がクコに多量含まれていますが、この物質が早期の老化を防いだり、癌の治療または予防の作用をします」

クコは頭痛や目まいを和らげるのにも好適です。伝統的なコリョ医学では一般的に、頭痛は腎臓に栄養物質が不足しているためだと見ています。クコには各種ビタミンが含まれているので、それをたくさん食べれば体に必要なビタミンをある程度補うことになります。

クコを治療に利用した人たちに言わせますと、クコを食べ始めて3ヶ月が過ぎてから、腎臓の機能が改善されたのを自覚したとのことです。クコはこの他にも、視力の改善と婦人病の治療に効果的です。

クコのお茶は食生活と治療に役立ちます。クコのお茶を飲み続けるのは免疫力の向上につながります。そして、疲労回復、神経衰弱、視力減退、精力減退に著しい薬効を表します。

（レクリエーション、視聴者と共に―あなたの健康のために）