その日の遺訓を胸に

その日の遺訓を胸に

偉大な金正日総書記は朝鮮人民に幸せな生活をもたらすため生涯のすべてを尽くした優しい父でした。この国の険しい峰と峰はすべて越え、真冬の寒さと夏の猛暑をものともせずに、一年中、人民を訪ねて現地指導を続けた総書記でした。ハムギョン南道*1のハムフン・ニット工場にも、偉大な生涯の最後に残した総書記の献身の足跡が刻まれています。

総書記がこの工場を訪ねたのは、チュチェ100（2011）年12月9日でした。総書記は工場の各所で生産の具合をつぶさに見聞きしました。それから数日して、総書記が突然なくなったという悲報が国中に伝えられました。青天の霹靂のことなので、工場の労働者たちは信じられませんでした。

良質のニットウエアをより多く生産して、ハムフン市民に送るようにとの総書記の話を胸に深く刻んだ労働者たちでした。工場の技術者、労働者皆が総書記の遺訓を実現するため奮い立ちました。生産をぐんと増やし、品質を高めるため、生産工程の現代化に力を入れました。

結果、わずか一年余りの間に、ニットウエアや靴下の生産工程全般が現代化され、生産能力がアップした工場となりました。工場では、性別と年齢、季節に合う様々なニットウエアを生産して、5年の間に品数を百数十種に増やしました。

労働者のキム・リミさんのお話です。

「私たちが生産したこの製品を総書記に見ていただいたなら、どんなに良いでしょう。私たちは総書記の遺訓どおり、人民に良質のニットウエアをより多く送るため、毎日、計画を上回って達成しています」

金正日総書記の遺訓を実現しようとの工場の技術者、労働者の意気込みによって、ニットウエアの生産でより大きな成果が収められるでしょう。