その日の遺訓にのっとり

その日の遺訓にのっとり

偉大な金正日総書記は朝鮮人民を世界で一番幸せな人民にしようと生涯のすべてを尽くした偉大な父でした。厳冬の寒さや猛暑もいとわず、1年中、人民を訪ねて国のいたるところへと現地指導を続けた金正日総書記。ハムギョン南道*1にあるハムフン・ニット工場にも偉大な生涯を閉じる前に、総書記が残した献身の足跡が印されています。

総書記がこの工場を訪れたのは3年前のチュチェ100（2011）年12月9日でした。この日、総書記は工場の各所でニットウェアの生産がどうなっているかをつぶさに見ました。あれからいくらも経っていないのに総書記の訃報が伝えられたのです。

支配人、つまり工場の責任者のソ・ジョンチョルさんのお話です。

「その時、とても信じられませんでした。数日前に工場を訪れた総書記ではないですか。明るく微笑んでいた総書記の姿がそのまま私たちの心の中に大事にしまわれていたのでなおさらでした。工場を見て残した総書記の言葉が遺訓になるとは誰も考えられませんでした。良質のニット製品を量産してハムフン市民に送らなければ、と言った総書記の優しい言葉が今も耳元に聞こえるようです」

工場の人たちは総書記の遺訓を実行しようと奮起しました。生産を画期的に増やし、品質を高めるための生産ラインのハイレベルの現代化にみなが取り組みました。その結果、1年余りの間に、ニット製品と靴下の生産ラインが現代化され、工場の生産量は増えました。

設備の高速化、オートメ化により、工場は高い水準でフル稼動しています。工場の人たちは性別や年齢、季節に相応しい多様な形と色の各種製品を生産し、3年の間に品数を百数十種に引き上げました。

労働者のキム・リミさんのお話です。

「工場で生産したこの製品を総書記に見ていただいたらどんなに良いことでしょう。それで、私たちは総書記の遺訓にのっとり、人民に良質のニット製品をより多く送るため毎日の生産計画を上回って達成しています」

金正日総書記の遺訓を実行しようとの工場の人たちの熱意によって生産ではより大きな成果が収められるでしょう。