菌株を利用して

今、生物工学の急速な発展は、医薬品の開発と食品の生産で重要な役割をしています。

国家科学院の生物工学分院のチョン・ヨンスン主任のお話です。

「近頃、多くの国で効能の高い医薬品と機能性食品を開発するための研究が活発に行われています。今回、私たちは生理的活性の高い人の腸内の有益な菌を分離して、新規医薬品を開発しました。現在、この薬品は子供を始め人々の健康増進に効き目があることで、好評を博しています」

すでにビピドゥス菌*1の研究を深める過程に、ビピドゥス酵母の粉薬とビピドゥス皮膜錠剤のような健康薬品を開発しました。こうした成果を踏まえて、先日はビピドゥス乳酸菌強壮錠剤を開発する成果を達成しています。

思索と探求を重ねて、ビピドゥスの菌株を分離し、科学的な培養方法も確立しました。新しく分離したビピドゥスの菌株は腸内菌の大多数を占めながらも生理的活性に優れたメリットがあります。

新しいビピドゥスの菌株に複数の乳酸菌が配合されたこの医薬品は、人体内で抗菌作用と消化・吸収率を高めるだけでなく、免疫機能と心臓血管系統、内分泌系統の機能を高めるのに効果があります。

研究者のキム・チョルマンさんのお話です。

「今回の研究の成果はさほど大きいものではありません。子供を始め人民の健康増進に役立つ研究の成果を出すには、まだまだやるべきことがたくさんあります。これからも人々の健康によい効能の高い生物薬品をより多く開発するため引き続き努力するつもりです」

常に高い目標を掲げて、国の生物工学の発展に尽くしたいと思うここの科学者です。

（今日の朝鮮）

2021.09.15の記事

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