楽しい静養生活

共和国では国家社会保険制度の下、勤労者の誰もが無料で休養をし、働きながら静養もする人民的施策が実施されています。

静養生活をするところ、つまり静養所ですが、それを具体的に見てみますと、労働者を始め従業員が、一定の期間、寝泊りして仕事の疲れをとる施設で、大きな工場にはどこにもあり、そのほかにも、いろいろと、多くあります。費用は、全額、国持ちです。

では、ピョンヤン機関区の静養所に皆さんをご案内しましょう。

ちょうど、静養所の入り口で仕事を終えた機関区の人たちを迎え入れる所長のリ・ギョンエさんに会いました。

「この静養所は従業員が十分な休息をとり、文化生活を楽しめるようすべての施設が整っています。何日間も走る列車の中で緊張して働くので疲れが出るのは当然でしょうが、それもこの静養所に入るとすぐ吹っ飛んでしまう、といってみなが喜んでいます」

2階建ての静養所には理髪店と美容院を始めサービス施設と寝室、食堂、卓球場と娯楽場などがあります。

まず、室内の卓球場を見てみましょう。テーブルがきちんと並べられている卓球場で卓球の試合が行なわれています。回転をかかったり、ドライブをかかったりと、二人の選手が熱戦を展開しています。

手に汗を握って試合を見守る応援者たち、その中のキム・ユンヒさん、やはり静養に来た機関区の女性ですが、キム・ユンヒさんにマイクを向けてみましょう。

「静養所は我が家も同じです。このように一日の仕事を終えて卓球をしたり娯楽をしたりしながら楽しくすごしているので疲れもすっかりなくなるということです」

娯楽場では将棋と碁、ユッ遊び*1などで時間の流れるのも忘れるくらいです。静養に来た人たちの幸せそうな姿に家族のみなも喜んでいるとのことです。

次いで理髪店、美容院、寝室も見ました。食堂では肉汁と魚の揚げ物、卵の炒め物、見ただけでもあっさりした感じのキムチなど色々な料理が機関区の人たちを待っています。美味しそうに食べている人たちの姿に生き甲斐を見出すと言うコックの方の話から、その熱い思いが伺えます。

静養に来たキム・スンチョルさんのお話です。

「このように無料で楽しい静養生活をするのですから、いろいろと考えさせられますね。したことよりこれからやるべきことがもっと多い私たちです。これからも本分を果たして強盛国家建設に尽くしたいと思っています」

幸せが大きいほど、報いる思いも熱くなるという機関区の人たちの姿からいっそう栄える国の明日を描いて見る思いです。

2015年の記事

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