昔の地図から見る朝鮮の島　トク島

昔の地図から見る朝鮮の島　独島

トク島*1は朝鮮東海の離れ島です。

トク島は5～6世紀以前に朝鮮人によって発見されて開発され、代々、実効支配された朝鮮民族固有の領土です。先祖の制作した昔の地図を見ますと、トク島が朝鮮の島であることがはっきり分かります。

昔の地図の中でトク島を表すものとしては、朝鮮の領土だけを描いた朝鮮全図と地方地域図のカンウォン道地図、朝鮮と中国、日本をともに描いた東アジア地図などが挙げられます。

これらの地図には、トク島がウサン島*2、パンサン島、チャサン島、チョンサン島*3、ジョンサン島などに表記されています。代表例は朝鮮全図で、15～16世紀の「8道総図」と17～19世紀の「東国図」と「８道全図」などです。地方地図の「カンウォン道」地図にもトク島がウルルン島*4と共に残らず表記されています。これはトク島とウルルン島が昔ながらカンウォン道に属され、そこの住民のこの島への往来が頻繁だったことを見せています。

一方、昔、朝鮮で制作された東アジア地図や日本地図にもトク島がすべて朝鮮の領土として明白に表記されています。

社会科学院歴史研究所のファン・ミョンチョル所長はこう語ります。

「わが国が早くからトク島を発見し、開拓して以来の昔の歴史文献と地図に載った資料を分析してまとめてみますと、次のような結論を下すことができます。第1に、トク島は無主の地でなく、朝鮮固有の領土で、わが国は一時もその領有権や国家的管理を放棄したことがないということです。第2に、ウルルン島とトク島が不可分な関係を持ち、トク島はいつもウルルン島の付属島に見なされてきたことです。第3に、朝鮮の昔の地図には、トク島が日本の島として表記されたことが一度も無いと言うことです。このように、わが国の昔の文献と地図の資料はトク島が昔ながら朝鮮固有の領土であることを明白に見せています。トク島は永遠に神聖にして侵すべからざる朝鮮の領土です」

（観光）