国の解放を促進した全人民的な抗争

国の解放を促進した全人民的な抗争

1940年代の前半、日本帝国主義に反対する朝鮮革命は新たな高揚期を迎えました。敗北に直面した日帝が苦境から逃れようとあがくほどそれに反対する朝鮮人民の戦いはいつになく強まりました。偉大な金日成主席は国の解放の最後の決戦に全人民を奮起させました。

朝鮮革命博物館のオム・スンシルさんの解説です。

「金日成主席は、国の解放のための数回にわたる会議で3大路線を示しました。主席が示した朝鮮の解放の3大路線は、朝鮮人民革命軍の総攻撃とそれに取り合わせた人民挙げての蜂起、そして敵背との合同作戦で国の解放の歴史的偉業を成し遂げることでした。主席は、3大路線の実現のため国内にある秘密根拠地をしっかり築き、中国東北地方で活動していた朝鮮人民革命軍の優れた人たちからなる小部隊とグループを組織し、彼らと政治工作員を国内に多く派遣して全人民的な抗争勢力を徹底的に準備させるようにしました」

主席の正しい導きの下、朝鮮では全人民的な抗争勢力が急速に強まりました。労働者、農民をはじめ各階層の大衆が組織に結束し、反日組織は全国各地の主な軍需工場と企業、港湾と軍事工事場はもとより、日帝侵略軍の内部にまで急速に拡大しました。

当時、国内で活動した反日団体の中で最も積極的な勢力は、「金日成隊」と呼ばれる抗争組織でした。「金日成隊」のメンバーは、国内各地はもとより、海外にまでその勢力を拡大しました。

その闘争目的は、全人民的な抗争、武装蜂起、朝鮮人民革命軍の最後の攻撃作戦に加わることでした。「金日成隊」は、朝鮮人民革命軍の活動に応えて至る所で日帝の軍事施設を破壊し、軍需物資と燃料倉庫を焼き払い、日帝の敗北を宣伝する活動を積極的に繰り広げました。

これと共にチュチェ31年、1942年3月、朝鮮の最南端チェジュ島*1の飛行場では、労働者たちが大規模蜂起を起こし、ガソリンタンクと69機の飛行機を破壊する事件がありました。愛国勢力が最大限奮起し団結した民族挙げての反日抗戦は当時、朝鮮革命発展の新たな姿でした。

このように1940年代前半、金日成主席が全人民をしっかり準備させて強力な革命勢力を築いたのでチュチェ34年、1945年8月15日、ついに日帝の植民地支配体制にピリオドが打たれ、国の解放の歴史的偉業は成し遂げられました。