人材を育てる人材

人材を育てる人材

ピョンヤン・コンピューター技術大学に大学でも名の知れた模範教師がいます。AI技術学部AI講座のハム・ソンホさんです。新しい教授法の登録証書と科学技術の成果の登録証書、プログラム登録証書など教育科学の成果が認められ、ハムさんがもらった証書だけでも50以上です。

中学時代からコンピューターに並々ならぬ趣味を持っていたハムさんは、希望通りコンピューター技術大学に入学しました。卒業して、母校の教壇に立った後もハムさんは情熱を燃やして知識を広めていきました。ITの人材を育てるためには高い目標を掲げ、努力を傾ける必要がありました。

助教授のハム・ソンホさんのお話です。

「今、世界はAI技術が核心技術となっている第4次産業革命の時代に入り、朝鮮でも生産工程の無人化、知能化が高い水準で実現しています。こうした状況下でAI技術の専門家を育てるわたしたち教育者の任務はとても重いと言えます。卒業生が現実で求められる知能システムを円満に設計し、開発できる実践の能力を身につけるか否かは学生の教育をどうするかにかかっています」

ハムさんは探究と努力を重ねて知能プログラムの設計関連の科目を開拓し、科目の特性に合う実益のある優れた教授法とコンテンツを相次いで導入しました。特に教育の近代化、IT化を実現するため、ニューラルネットワークを取り入れた画像認識システムなど数十件のシミュレーション・プログラムを導入し、近年はフレキシブル計算技術にかかわる教育支援システムを開発して教授に具現しました。その間、全国的な教授コンテストで何度も1位の栄冠に輝きました。

これまで数十編の論文と教科書、参考書を著し、担任のクラスを大学生科学探求賞の受賞者クラスに、発明家クラスに作りました。今年39歳のハムさんは新しいクラスを受け持ちましたが、そのクラスも期待されるとのことです。

高い実力で国のITの発展と教育に大いに寄与しているハム・ソンホさん、周りの人たちはハムさんのことを「人材を育てる人材」と呼んでいます。

（今日の朝鮮）