金メダルで飾られた一年

金メダルで飾られた一年

2012年も暮れようとしています。歴史的な出来事で彩られたこの一年間、朝鮮のスポーツマンも金メダルで国を輝かして来ました。国の名を世界に馳せる一念に燃えて多くの種目を制覇し、数十個の金メダルを獲得しました。

初の金メダルは女子柔道でした。この2月、ワールド・カップ女子柔道ワルシャワ大会でアン・グムエ、ソル・ギョン選手が52キロ級と70キロ級で1位に輝き、初の金メダルを国にプレゼントしました。ついで、世界女子ボクシング選手権64キロ級でパク・キョンオク選手が金メダルを獲得し、男女サッカー選手たちが国際競技で何度も優勝しました。

その興奮が冷めないうちに、ロンドンオリンピックでの優勝が民族の誇りを募らせました。女子柔道52キロ級でアン・グムエ選手が金メダルを獲得、男子重量挙げ56キロ級でオム・ユンチョル選手がオリンピックの新記録をマークし、金メダルを獲得、男子重量挙げ62キロ級でキム・ウングク選手が世界新記録とオリンピック新記録をマークし、金メダルを獲得、女子重量挙げ69キロ級でリム・ジョンシム選手が金メダルを獲得…

世界のマスコミは「今大会における朝鮮の初の五輪女王アン・グムエ選手」、「重量挙げで極限とされている体重の3倍を持ち上げたオム・ユンチョル選手」、「世界をあっといわせた朝鮮の重量挙げ」などと題して朝鮮の選手たちの活躍ぶりをトップで報じました。アメリカのインターネット新聞「ニューザー・ダツ・コム」は、今大会で本当の優勝国は朝鮮だ、国別金メダルを比較する上で最も公平な方法は参加した選手に限るメダルの数を調べることだ、結局、朝鮮が第1位だと強調しました。

アン・グムエ選手とキム・ウングク選手はこう語ります。

「表彰台で金メダルをもらった時の喜びは何とも言いようがありません。これで国の前に堂々と出られると思うと涙を抑えることが出来ませんでした」
「表彰台に立って先軍の朝鮮の威容を微力ながら轟かしたと思うととても嬉しかったです。育ててくれた国に報いたという誇りで、金メダルを持って早く祖国に帰りたい気持ちでした」

まさに国と結ばれた金メダル、ということでした。2012年アジア・ジュニア・レスリング選手権大会ではキム・ハンソン、キム・ヒョンギョン、チョン・インスン選手が高い技術を発揮し、それぞれ金に輝きました。テコンドー選手も第6回アジア・テコンドー選手権大会で22個の金メダルを、第10回ジュニア・テコンドー世界選手権大会で18個の金メダルを獲得して国別ランキング第1位になりました。第5回アジア体操選手権大会に参加したリ・セグァン選手は男子吊り輪と跳馬で優勝し、二つの金メダルで国中を喜ばせました。

リ・セグァン選手のお話です。

「私たちは金メダルが単に勝利を象徴するものだと思っていません。このメダルに国の尊厳と栄誉があるということを痛感しています。金メダル、すなわち母なる祖国だと言えますね。金メダルで国の栄誉を轟かそう、これが朝鮮のスポーツマンの固い決心です」

個人の金メダルではなく、国の金メダルのために走り続けたので今年を金メダルで立派に飾ることが出来たのです。朝鮮のスポーツマンはこれから国際競技でもっと多い金メダルを獲得し、母なる祖国をさらに輝かすでしょう。

キム・ウングク：スポーツの発展のために、共和国のオリンピック金メダリスト、又もや金に輝いたウェートリフティング選手