虹の絵本

虹の絵本

空と大地の架け橋の美しい虹、子供達は夢と希望を虹に託す
虹の七色を取り入れて子供に人気の絵本をもっと多く作ろう

• チャン・デギル　1974年生まれ
• ピョンヤン美術大学卒業
• 2007年から教育図書出版社の記者を勤める
• 現在、教育図書出版社児童知能教育図書研究所所長

「僕、今本をたくさん読んだらなにがいいの？」
「幼いときに覚えたことはなあ、なかなか忘れられないんだよ」
「本をたくさん読むと、自然に多くの知識を積むことになるんだ」
「だったら、もっとたくさん本を読む」
「お利巧だね」

チャンさんは博士の先生のこの言葉をいつも忘れませんでした。大学を卒業して出版部門に勤めるチャンさんはいつもこう思いました、「子供は本を沢山読めば読むほど大きくなって志を高く立てる事が出来る」。チャンさんは絵本の制作に自分の思いを託そうとしたのです。

初めて作った絵本は『ウサギとゾウ』、『君も僕もハッハッハ』、『とんち話　ポンウィ・キムソンダル*1』でした。

チャンさんは子供に知識を与え知能も開発する絵と面白い話で綴られた、全15巻の絵本シリーズ『何でも知りたい』の制作に漕ぎ着けました。

チャンサンの絵本の内、特別意義があるのは不世出の偉人達が子供達に聞かせた話をまとめた絵本です。元々この絵本の発案者は父のチャン・ウンソプさんでした。

功労芸術家　チャン・ウンソプ

「偉大な金正日総書記が子供に読ませるような絵本が多くないと言ったことがあります。その言葉に接したとき、いろいろと考えさせられました。クムソン青年出版社の絵本部長を勤めていた私は自責の念に駆られました。それで、不世出の偉人たちが子供たちに聞かせた話の収集に着手したわけです」

 

数年がかりで話の収集を終えた父のチャンさんは、教育図書出版社の記者である息子のチャンさんと絵本の制作に取り掛かりました。執筆・絵・編集・印刷工程をはじめ、どの工程も容易ではありませんでした。

教育図書出版社局長　ペク・ヨンチョル

「不世出の偉人たちが子供たちに聞かせた話を収集して、文を作り、絵本に完成させる、これがどんなに重要で難しいことなのか、私は当時、その製作過程を直接見て分かりました。絵一つ完成させるのも容易いことでないのに、数万枚を描いたでしょう。夜も寝ずに充血した目で絵を描き続け、絵本作りに真心を尽くしました。チャンさん親子のひたむきな仕事ぶりに、立派な人、愛国者だと深く感じました」

 

絵本「黄金とトウモロコシの餅」、「三猟師」、「岩を砕いた水滴」、「宝の桶と空っぽの桶」、「兄妹と木こり」、「親鳥物語」、「悪魔を倒したオクセ」、「追い出されたカメ」、「忠犬オルギ」などなど

チュチェ101年（2012）、敬愛する金正恩総書記はチャンさん親子が作った60巻の絵本を見て高く評価しました。チュチェ103年（2014）10月に完工した平壌愛育院を訪れた時は、息子のチャンさんが作った様々な絵本を見て感謝しました。

息子のチャンさんは国の未来の子供達の為、児童教育に携わる人としての本分を全うしようと決心しました。チャンさんはこう思ったのです、「これまでとは違う道を切り開こう。子供の知能を開発する絵本をもっと沢山作れば子供達により多くの希望を与える広い道が開かれるだろう」。

チャンさんはこれまでの20数年間、子供に人気の数100種の絵本を作りました。現在チャン・デギルさんは創設されたばかりの児童知能教育図書研究所の所長として、新しい知能開発の絵本と子供教育用の図書の開発に精魂を傾けています。

教育図書出版社の児童知能教育図書研究所所長、功労記者　チャン・デギル

「児童知能開発の絵本シリーズの題目と国内のホームページを虹と命名しようと思っています。神秘なまでに美しい虹の色で私たちが作る絵本を彩り、虹のように美しい未来を開こうという意味を込めてね。今は、人材が国力を裏付ける時代でしょう。こうした時代の要請と世界的な知能教育発展のトレンドに合わせて、子供たちの知能を開発し、国の人材をより多く育成するのに寄与しようというのが研究所の目標です」

 

（今日の朝鮮）

---