自力更生、堅忍不抜の精神で進んできた年

自力更生、堅忍不抜の精神で進んできた年

社会主義強国建設の偉業に特筆される出来事で綴られた意義深いチュチェ107（2018）年も暮れようとしています。朝鮮人民は人民経済主要部門で偉大な労働党が示した新たな戦略的路線を実行するため、自力更生、堅忍不抜の精神で進んできた1年を感慨深く思い起こしています。

必勝の霊剣

チュチェ107（2018）年4月20日、ピョンヤンで敬愛する最高指導者金正恩委員長の指導の下に朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会が行われました。

総会で金正恩委員長は共和国が世界的な政治思想の強国、軍事強国の地位を確実に占めている現段階で全党、全国が社会主義経済建設に総力を結集する新たな戦略的路線を示しました。そして「社会主義経済建設に総力を結集して、朝鮮革命の前進をさらに加速化しよう！」というスローガンを高く掲げて革命的な総攻勢、経済建設の大進軍を力強く促すべきだと言いました。

金正恩委員長は労働党の新たな戦略的路線に貫かれている核心、基本的原則は自力更生だとし、これまでと同じく、もっぱら自力更生、堅忍不抜の精神で繁栄の活路を開き、素晴らしい未来を手繰り寄せることについて強調しました。新たな戦略的路線を受け止めた朝鮮人民は憤然と立ち上がりました。

自分の力が一番で、自分のものが一番だという思いでいっぱいのファンへ製鉄連合企業所とキムチェク製鉄連合企業所の労働者たちは、酸素熱法の高炉で国産の燃料と原料による鉄を生産し、他の製鉄所でも自分の力と技術による国産の鉄の生産の活路が開かれました。その日々、朝鮮人民は自力更生の革命精神は昨日も今日も明日も変わることなく引き継ぐべきたたかいの精神だということを骨身にしみるほど痛感しました。

金属工業省の課長キム・ヨンイルさんのお話です。

「党中央委員会4月総会の精神を心に受け止めた金属工業省の人みなは、自力更生を必勝の霊剣として、主体化目指して1年中、奇跡に等しい偉勲を立ててきました。人民経済のどの部門でも求められるのは鉄鋼材でした。それで国内に豊かな石炭のガスによる圧延鋼材の生産システムの確立を死活問題とみなし、困難な中でも強く推し進めました。今年、国産の鉄の生産システムの確立で収められた誇らしい成果は、人民経済の主体化の実現で自分の力が一番で、自分の方式が一番だということを雄弁に物語っています」

金属工業省だけではありません。機械、化学、鉄道運輸、軽工業など人民経済の主要部門では生産活性化に大きな力が入れられ、建設現場でも毎日のように多大な成果が達成されました。困難が重なる中、飛躍と前進の気概をとどろかせてきたチュチェの朝鮮のこの誇らしい発展振りは自力更生、堅忍不抜の精神がもたらしたものです。

万年の計

朝鮮労働党の指導の下に共和国では今年も科学と教育を重視し、これに大きな力を入れてきました。

敬愛する最高指導者金正恩委員長は党中央委員会4月総会で新たな革命的路線を徹底的に実行して、社会主義建設の更なる目標を達成するためには科学と教育を重視し、発展させなければならないと明言しました。そして科学と教育は国家建設の基礎で、国力を決定する重要な指標だとし、自国の科学技術力と教育の水準が高くなければ、強大な国を建てることも、自主性を堅持することもできないと言いました。

また科学と教育を発展させるのは革命の命脈をしっかりつなぐ万年の計のことだとし、国を持続可能に、将来を見通して発展させるためには可視的な成果より、科学と教育を重視し、その発展に力を入れなければならないといいました。さらに「科学で飛躍し、教育で未来を保証しよう！」という戦略的なスローガンを示しました。

社会中に教育重視の熱風が盛り上がり、近い将来、朝鮮に人材が海を成すようにする抱負と理想を持って、国中の人民がまたもや奮起しました。昨年に次いで今年も教育全般で変革が遂げられました。

大学では教育内容の実用化、総合化、近代化に積極的に取り掛かり、国の未来のために根になり、元肥えになる思いの教育者の真面目な努力によって、新しい授業の方法の導入と資質向上でかつてない成果が達成されました。教育条件と環境の改善でも根本的な変革が遂げられました。いろいろな教具備品を完備することと共に多機能化した教室作りが各地で力強く進められました。

今年1月、ピョンヤン教員大学に対する金正恩委員長の歴史的な現地指導は、国の教育を一段と発展させ、国中に追いつけ追い越せ、見習い運動、経験交流運動が活発に展開されるようにと励ました意義ある契機でした。そして今年9月、キムチェク工業総合大学を訪れて、創立70周年を迎える教員と研究者を祝い、大学を世界一流大学に発展させるのが党中央の意図で、革命の要求だとし、大学の教育の条件と環境、教育の内容と方法を改善するための諸問題について明らかにしました。

金正恩委員長の正しい導きに従って、朝鮮は教育強国、人材強国の明日めがけて自信満々と進んでいます。

まさにチュチェ107（2018）年は革命発展の要請に即して、新たな戦略的路線が示され、自力更生、堅忍不抜の精神で栄える社会主義国を建てるための転機を迎えた意義深い年でした。

（今日の朝鮮）