私たちは偉大なる母の許で暮らしています

私たちは偉大なる母の許で暮らしています

共和国のハムギョン南道*1ヨングァン郡*2に住む日本人女性リム・ギョンシムさんの手記をお送りします。

「私の生まれ故郷は北海道です。11歳のときのチュチェ50（1961）年、母と共に義父について朝鮮に来ました。朝鮮での数十年にわたる生活の過程に感じたことは、この地に住んでいる人誰もが朝鮮労働党を母と呼び、慕っているということです。実生活を通して労働党は母の許そのものだと実感した私です。

世界に広く知られたことですが、1990年代後半、朝鮮人民は帝国主義勢力の共和国押しつぶしと相次ぐ自然災害によって歴史に例のない試練に晒されました。我が家も経済的に苦しい生活をしていました。しかし、そのことよりも私を悩ませていたのは夫に先立たれた後、一番上の息子のチョルホが国に対し、罪を犯したことでした。

恩知らずの息子を産んだ私自身が恥ずかしくてなりませんでした。許しを請うには余りにも重い罪を犯した息子の運命を思って毎晩、涙に暮れ、眠れぬ夜を送りました。こうした時、労働党は私の悩みを分かってくれました。

朝鮮労働党は心から反省する息子を信じて、罪を白紙に戻し、息子が一日でも早く過ちを改めて新しい人生のスタートを切るよう細かく見守りました。息子の企業の党書記も、支配人も、一緒に働く人たちもみな息子のために心を砕き、暖かく導きました。その過程に息子は模範勤労者に、分組長に、青年同盟の活動家に成長し、それほど願ってやまなかった朝鮮労働党の党員になりました。

朝鮮労働党の党員、誰もが望んでやまないことですが、容易く手に入れられる栄誉ではありません。罪を犯した息子にはなおさらのことでした。それで党員の証書をもらったその日、息子は子供のように私の胸に抱きついて泣き崩れました。私も感動のあまり、息子を抱いて涙を流し、また流しました。

私はそのときの心情をしたためた手紙を朝鮮労働党第1書記である敬愛する金正恩元帥に送りました。金正恩元帥は私の手紙を読んで、直筆の返書を送りました。それは正に、心のうちもすべて打ち明けられる優しい母、傷のある子により気を使う恵み深い母の愛情そのものでした。

我が家では一番日当たりの良い部屋の壁に元帥の直筆の返書を丁寧に掛けました。毎日、その返書を仰ぐと、愛情に満ちる返書の一字一句そのままが元帥の優しい声となって胸に沁みこんでくるようです。この地に住む人なら誰でも差別することなく、暖かく顧みる偉大な母、朝鮮労働党の許に私の住処があります。朝鮮人民みながその許で幸せに暮らしています」