砲火の中の人民

砲火の中の人民

朝鮮人民の3年間の祖国解放戦争は、前線と後方の区別がなく、人民みなが偉大な金日成主席の周りに一丸となり、決死の覚悟でたたかった挙国的な抗戦でした。

後方の人民は、「全ての力を戦争勝利のために！」、「後方も前線だ！」と言うスローガンの下に、前線の塹壕を守る思いで戦時生産に励みました。軍需工場の労働者は一丸の弾丸、一挺の銃でももっとつくって前線に送ろうと、新たな基準量の創造運動を展開し、軍需品の生産を増やしました。

戦時功績者のキム・ウンスンさんは当時のことをこう振り返っています。

「夜なべするとき、眠気ざましに水で目を洗いましたが、寝たくなるばかりで、たったの1分間でも休みたい気持ちが山々でした。そのときは歌を歌いながら働きました。また、坑道に水が流れ込むと、かますで塞いで仕事を続けました。その日のノルマは是が非でも達成する気風が確立していましたが、最小が150パーセントで、300パーセントまでやりました」

農民も戦時の食糧増産に奮い立ちました。敵機の猛爆と艦砲射撃に対応して田畑のヘリにシェルターを掘り、牛に迷彩を施して昼夜兼行で耕作をし、命を賭して地雷と時限爆弾を解除して種をまきました。

敵機の猛爆で作付けの田畑が掘り返されると、3度、4度も穴を埋めて種をまき直し、はては、焼き払われた家の址にまで種をまき、野菜を植えました。また、村から田畑まで行き来する時間、爆撃のときにシェルターに向かう時間まで無駄にしまいと、田畑のへりに洞穴の家を建てて働き、豊作をもたらしました。

一国、一民族の最悪の試練だと言える戦争は全てを焼き払い、奪い取ります。

しかし、金日成主席に導かれ、祖国解放戦争の3年間に英雄的な人民に生まれ変わった朝鮮人民です。

（フィーチャー　勝利の7月27日）