画家の家庭の幸福

画家の家庭の幸福

朝鮮画「カンソンの赤い空」はチュチェ62（1973）年創作で、朝鮮人民の間に広く知られています。現代朝鮮画のモデルとなっているこの作品はその後、国際美術展で金メダルを受けました。

金日成賞受賞者で労働英雄の称号を2度も受けた人民芸術家称号の受賞者チョン・ヨンマンさんの作品です。チョンさんは朝鮮画の巨匠としてアジアはいうまでもなく、世界的にも広く知られています。国宝級の多くの作品を手がけ、豊かな個性と芸術的表現で現代感覚にマッチした朝鮮画の発展に大きな貢献をしました。

チョンさんの家庭は代々、朝鮮画と縁を結んでいます。チョンさんの息子のチョン・ドンヒョクさん、やはり、実力派の朝鮮画専門の画家で、美術アトリエセンターであるマンスデ創作社に勤めています。息子のチョンさんはピョンヤン学生少年宮殿の美術クラブを経て、今のピョンヤン美術総合大学を卒業し、マンスデ創作社で創作活動を始めました。

親子で合作品を出すときは、いつも親のチョンさんが厳しい師匠も同じでした。チョンさんは息子に遠くからでなく、画幅のすぐ前でも実物を見るように描くべきだと言って、明暗の繊細さと巧みなタッチを求めました。チョンさん親子の合作品は数点ありますが、わけても朝鮮画「チルボ山の秋」は偉大な金正日総書記が風景画の新しい境地を開いた名画だと高く評価した作品です。

息子のチョン・ドンヒョクさんのマンスデ創作社でのキャリアは30年近くなります。その間、息子のチョンさんは「海クムガンの波」、「クムガン山のオクリュ洞」をはじめ、多くの名作を編み出し、国家美術展で何度も金メダルと賞状を受けました。

チョンさんには今年16歳の息子がいます。息子の夢は祖父と父のように世界的に有名な朝鮮画の画家になることです。デッサンの腕がとても優れています。

遠からず「朝鮮の声」放送を通じて個性豊かなまた1人の若い朝鮮画の画家に出会うことでしょう。