名画を手がける画家

名画を手がける画家

朝鮮画「ペクトゥ山の日の出」は朝鮮の名画の1つです。チュチェ87（1998）年に創作されました。作品は偉大な金日成主席がチュチェの革命偉業を切り開き、偉大な金正日総書記が誕生した革命の聖なる山ペクトゥ山の日の出を描いたものです。

マンスデ創作社の朝鮮画創作団の団長である労働英雄と人民芸術家の称号を受けたリ・ソングンさんはこう話します。

「朝鮮画『ペクトゥ山の日の出』は深い哲学的意味のある内容にあわせて構図を大胆に取り、赤い色を下地にして色彩全般を統一させることで大作としての味を生かしており、ペクトゥ山の千変万化する雄姿をリアルに描いています」

偉大な金正日総書記はこの作品を始めペクトゥ山を描いた作品を見て上出来だと高く評価し、創作家たちに最上の信頼を寄せました。

朝鮮画「ペクトゥ山の日の出」の創作で主役を果たした画家は金日成賞と2度の労働英雄称号、人民芸術家の称号を受けたチョン・ヨンマンさんです。何度もペクトゥ山に登ったチョンさんは天地を赤く染めるペクトゥ山の日の出を見て、「この世で始めて見るペクトゥ山の絶景、それは偉大な将軍がペクトゥ山の山頂に毅然と立っているから」と即興詩を読み、絵を描きはじめました。

40年に渡る創作期間、古い伝統を誇る朝鮮画を現代感覚に合わせて発展させるのに貢献した才能ある画家であるチョンさんは創作指導の能力にも優れていました。朝鮮画「カンソンの夕焼け」と「クムガン山」、「5大陸の悲憤」を始め、チョンさんが手がけた多くの作品のうち、170点以上が国宝級の作品に登録されました。

チョンさんは国際美術展にも出品し、個展も何回となく開きました。チョンさんの作品を見た各国の美術家とファンは、躍動感溢れる構成と独特な表現、力みなぎるタッチと強烈な色調に感嘆し、「チョン・ヨンマン先生は世界的な画家だ」と賛辞を惜しみませんでした。

朝鮮画「ペクトゥ山の日の出」を始め多くの名作を世に送り出したチョン・ヨンマンさんは人民の思い出のなかに残るでしょう。

（芸術）