熱烈な愛国者キム・ウンウ先生

熱烈な愛国者　金膺禹先生

1848年6月17日は、偉大な金日成主席の曽祖父であり、朝鮮の近代史に名を残した熱烈な愛国者であるキム・ウンウ先生の誕生日です。この日に際してピョンヤン*1の都心を流れるテドン川*2の岸辺に建てられたアメリカの侵略船「シャーマン号」撃沈記念碑を多くの人が訪れています。記念碑にはこう刻まれています。

「熱烈な愛国者であるキム・ウンウ先生をはじめピョンヤンの人たちが朝鮮を侵略したアメリカの侵略船『シャーマン』号を1866年9月2日、テドン川のハンサジョンの早瀬で撃沈した」

祖国解放戦争勝利記念館のウォン・ヨムさんの解説です。

「この石碑は1986年9月2日に建てられましたが、アメリカの侵略船『シャーマン』号を撃沈したキム・ウンウ先生をはじめ愛国心に燃えたピョンヤンピョンヤンの人たちの壮挙を今に伝えています。人民軍軍人と人民はこの石碑を見て国と民族を熱く愛したキム・ウンウ先生の尊い生涯を振り返り、アメリカが又もや侵略して来るなら『シャーマン』号を撃沈した時のように情け容赦なく懲罰する誓いに燃えています」

キム・ウンウ先生は当時のピョンヤンのチュンソン里*3という所に生まれ育ち、1860年代に地主の墓所を管理することにしてマンギョンデ*4へ移りました。1866年の夏、アメリカの侵略船「シャーマン」号がテドン川に侵入しました。久しい前からアジア諸国に対する略奪行為を働いて来た「シャーマン」号は朝鮮の軍隊の将校まで拉致して人質にし、強盗丸出しに1千石の米と多くの金、銀、朝鮮人参を要求しました。

そして銃砲を撃ちまくり、やたらと人を殺して財物を略奪し、婦女を強姦しました。ピョンヤンの人たちは侵略者の野蛮行為に怒りを禁じえず、侵略船を撃沈する闘いに立ち上がりました。しかし当時、国の防衛力が弱かったため、火縄銃と矢、棍棒しかありませんでした。キム・ウンウ先生は火責め戦術で侵略船を掃滅することを提案し、決死隊を組んで薪を積んだ小船に硫黄を撒き、火をつけて敵船へ流しました。

「シャーマン」号は焼き払われ、火薬庫が爆発して沈没しました。シャーマン号の撃沈は朝鮮人民の反米闘争での歴史的な初の勝利、民族の歴史に特筆すべき出来事でした。シャーマン号が撃沈した後、アメリカは船の行方を調べるという口実で軍艦「シェナンドア」号を又もやテドン川の下流にまで侵入させ、殺人と放火、略奪をやたらとしました。しかしキム・ウンウ先生の呼びかけに答えた義兵と官軍によって当然の懲罰を受けました。

先生が燃やした反米闘争の炎は今も朝鮮で激しく燃え上がっています。

ピョンヤン*1の中央階級的教育館には、偉大な金日成主席の曽祖父である熱烈な愛国者キム・ウンウ先生の資料も展示されています。1848年6月17日、当時のピョンヤンのチュンソン里*3という所に生まれた先生は、小さい時から農業に従事しました。

先生は貧しく暮らしても愛国心は並外れていて、外来侵略者と封建官僚層に反対する精神がとても強いでした。その燃えるような愛国心は、アメリカの侵略船「シャーマン」号を焼き払う戦いで遺憾なく表れました。

中央階級的教育館のウィ・ジョンボクさんの解説です。

「久しい前から朝鮮に対する侵略の機会を虎視眈々と狙っていたアメリカ帝国主義者は、1866年8月、侵略船『シャーマン』号に乗り込んで朝鮮に侵入しました。銃砲を撃ちまくり、やたらと人を殺して財物を略奪し、放火を事としました。侵略者の行為は実に厚顔無恥で、凶悪きわまりないものでした。キム・ウンウ先生は、侵略者を追い出す戦いの先頭に立ちました。先生は、テドン川*2をさかのぼりながら悪行の限りを尽くす侵略船を焼き払う火責めの戦術を準備し、先頭に立って指揮しました」

古里を守るために立ち上がったキム・ウンウ先生と村人の積極的な闘争によってアメリカの侵略船「シャーマン」号はテドン川に沈められました。熱烈な愛国者キム・ウンウ先生の導きの下、ピョンヤンの人たちはアメリカの侵略船「シャーマン」号を懲罰して、侵略者にはいささかの容赦も、慈悲もないという朝鮮民族の意志と気概を余す所なく轟かしました。

先生は、アメリカ侵略者が1868年3月、またもや侵略船「シナンドアー」号*5をテドン川に侵入させた時も、先頭に立って退けました。

このように、キム・ウンウ先生の生涯は、国と民族のためには命をもためらうことなく捧げて戦った熱烈な愛国の生涯でした。

熱烈な愛国者キム・ウンウ先生は偉大な金日成主席の曽祖父です。1848年6月17日、当時のピョンヤン*1のチュンソン里*3という所に生まれた先生は、幼い時から人一倍愛国心に燃えていました。その愛国心は、アメリカの侵略船「シャーマン」号を焼き払う戦いでそのまま表れました。

久しい前から朝鮮侵略の機会を虎視眈々と狙っていたアメリカは、1866年8月、侵略船「シャーマン」号を朝鮮に侵入させました。そして、銃砲を撃ちまくり、やたらと人を殺し、略奪と放火を働きました。

中央階級的教育館のウィ・ジョンボクさんのお話です。

「侵略者の行為は実に厚顔無恥で、凶悪きわまりないものでした。キム・ウンウ先生は、侵略者を追い出す戦いの先頭に立ちました。先生は、テドン川*2をさかのぼりながら悪行の限りを尽くす侵略船を焼き払う火責めの戦術を準備し、先頭に立って指揮しました」

キム・ウンウ先生と村人たちの積極的な闘争によってアメリカの侵略船「シャーマン」号はテドン川に沈められました。当時までアメリカの海外侵略の歴史で重武装した近代的な戦闘艦船が撃沈されたことはありませんでした。「シャーマン」号の沈没は、アメリカ侵略者にとって始めての惨敗でした。

アメリカの侵略船「シャーマン」号を懲罰し、朝鮮人民は愛国心と民族の気概を余すところなく轟かしました。キム・ウンウ先生は、アメリカ侵略者が1868年3月、またもや侵略船「シナンドアー」号*5をテドン川に侵入させた時も、先頭に立って退けました。

このように、キム・ウンウ先生の生涯は、国と民族のためには命を賭して戦った熱烈な愛国の生涯でした。

朝鮮の近代史には反米闘争の先頭に立ったキム・ウンウ先生の闘争が刻まれています。キム・ウンウ先生は偉大な金日成主席の曽祖父です。

キム・ウンウ先生の燃えるような愛国心はアメリカの侵略船「シャーマン」号を焼き払う戦いで高く発揮されました。アメリカは1866年8月、大砲などで重武装した侵略船「シャーマン」号を朝鮮に侵入させました。侵略者は厚顔無恥にもテドン川*2を上り下りしながら略奪と放火を事としました。

キム・ウンウ先生はマンギョンデ*4とその周辺に住む人たちを率いて「シャーマン」号を焼き払い、侵略者をテドン川に沈めました。「シャーマン」号は蒸気機関と帆を兼用し、推進器までついた当時としてはもっとも発達した武装艦船でした。そのときまでアメリカの海外侵略の歴史に重武装した近代的な戦闘艦船が撃沈されたことはありませんでした。

しかし、朝鮮でアメリカ侵略船は悲惨な終末を告げたのです。これは侵略者を情け容赦なく懲罰した歴史的壮挙で、民族史に特筆すべき出来事でした。キム・ウンウ先生はその後、アメリカが「シナンドアー」号*5をまたもやテドン川に侵入させたときにも先頭に立って、侵略者を退けました。キム・ウンウ先生の闘争精神は祖国愛、民族愛の表れでした。

当時のピョンヤン*1のチュンソン里*3に生まれたキム・ウンウ先生はあばらやひとつも手に入れることができず、墓守の山小屋、これが現在保存されているマンギョンデの金日成主席の誕生した生家ですが、小さなこの家を借りて墓守をしながら、小作暮らしをしました。生活は貧しかったものの、人一倍強い国と民族を愛する心を持っていた先生は朝鮮人民の反侵略の闘いと美しい国の山河について、封建支配層と地主の搾取の本性について周りの人たちによく話しました。

いつも愛国の念で心を燃やしたキム・ウンウ先生でしたので、侵略者が襲い掛かるたびに先頭に立って懲罰したものでした。マンギョンデ一家の祖国愛、民族愛の崇高な意志は今、敬愛する最高指導者金正恩元帥によってしっかりと引き継がれています。

朝鮮の軍隊と人民はアメリカがこの地にまたもや侵略の火をつけるなら、世紀にわたって積もりに積もった怨みと怒りを爆発させ、侵略者を情け容赦なく懲罰するでしょう。