民族の気概を轟かせたテコンドー選手

民族の気概を轟かせたテコンドー選手

昨年行われた第19回テコンドー世界選手権大会で朝鮮のテコンドー選手たちは、またもや優勝しました。これは大会史上15回目になる優勝です。テコンドーの母国の気概と威容を世界に轟かせる勝利の伝統を変わることなく受け継いでいく頼もしいテコンドー選手たちです。

ブルガリアのプロブディフ市で行われた第19回テコンドー世界選手権大会には80あまりの国と地域から選ばれた数百人の優秀な男女テコンドー選手が参加しました。文字通り、テコンドー強豪たちの対決でした。今大会で注目を集めたのは男子組み手の個人64キロ級に出場したリム・ウィソク選手の決勝戦でした。相手はブルガリア選手で、これまでの国際競技で好成績を収めた選手でした。それに主催国の選手という有利な側面も持っていました。

しかし、リム選手は相手の弱点を把握して主導権を握り、猛スピードで競技を運営しました。息つく暇を与えず、フェイントをかけては不意の攻撃を加え、相手を守勢に回しました。点数を上げるたびに観戦する人みなが立ち上がって熱烈に拍手喝さいしました。リム選手が白星をあげたとき、専門家とファンは口を揃えて素晴らしい競技だったと評価しました。リム選手は男子組み手の個人64キロ級で2連覇を果たしました。

男子個人型２段と男子団体組み手に出場したハン・ソンミン選手は今大会の男子個人技術賞を授かりました。ハン選手は前の世界選手権大会で何度も優勝し、すべての面で完璧な強豪として世界に知られています。不意の攻撃とすばやい反撃などで相手を守勢に回し、難易度の高い動作を何度も成功させるハン選手の強い精神力と高いテクニックに専門家とファンは圧倒されました。女子選手も団体組み手、4つの体重別個人組み手、個人型の2段と3段、団体型、個人特技、護身で優勝しました。

多くの専門家とファン、観客は朝鮮の男女選手の競技を見て、「朝鮮の気概をそのまま見せる競技」、「心が奪われるほどの競技」、と賛辞を惜しみませんでした。第19回テコンドー世界選手権大会で朝鮮の選手たちは優勝カップ4個と金16個を含むたくさんのメダルを獲得して国別ランキング1位を占め、またもやテコンドーの母国の尊厳と栄誉を轟かせました。

勝利の秘訣について選手たちはこう答えました。

「大事なわが国、朝鮮民主主義人民共和国のために！」