テコンドー有段者の幼稚園の先生

テコンドー有段者の幼稚園の先生

朝鮮民族の魂と気概、英知宿る民族の正統武道、テコンドー。共和国では子供から年寄りに至るまで誰もがテコンドーを愛し好んでやっています。

テコンドーの『チュンム*1』という型をやっているこの女性は、ピョンヤンのピョンチョン区域*2のミレ幼稚園のキム・ジンオク先生です。テコンドー第1段の所有者です。中学時代にテコンドーと縁を結んだキムさんがテコンドーに一層夢中になったのは、大学を卒業して幼稚園の先生になってからでした。

ピョンチョン区域ミレ幼稚園の先生キム・ジンオクさん。

「幼稚園の日課にテコンドーを教える時間もあります。子供たちにテコンドーを教えるためにも自分から先ず達人にならなければと思いましてね」

キムさんはテコンドー関連の書籍を耽読し、テコンドー師範の協力も得て自分の水準を絶えず高めて行きました。努力の甲斐あって昨年2月にテコンドー第5級を、数ヵ月後には第1段を所有する事になりました。

（字幕）子供のテコンドー（2019年12月撮影）

キムさんは幼稚園児のテコンドー教育のコンテンツと、テコンドー教育の手引書の制作にも参加しました。今、国中の幼稚園に普及している子供のテコンドーは、キムさんが朝鮮テコンドー委員会の師範と共に作ったものです。

ピョンチョン区域ミレ幼稚園の先生キム・ジンオクさん。

「テコンドーを学び、教える過程にテコンドーを創造し、発展させて来たわが民族の英知と才能について、そして朝鮮の伝統武道の優秀性についてよくわかりました。私は子供たちに単なるテコンドーの動作だけでなく、テコンドーに秘められた朝鮮民族の魂を植えつけるべきだと思います」

テコンドーの基礎動作に熟達して行く子供達の胸に、テコンドーを愛し自分のものを愛する大事な心が芽生えます。

（今日の朝鮮）