極悪非道な殺人鬼、人権犯罪者

極悪非道な殺人鬼、人権犯罪者

日本の過去の朝鮮侵略の歴史に、朝鮮封建王朝の明成皇后*1の殺害事件が記されています。人類史には侵略者の厚顔無恥な強盗丸出しの蛮行が数多く記されていますが、日本侵略者のように殺人鬼の集団を送り込んで一国の皇宮を襲撃し、皇后まで無残に殺した例はありませんでした。

19世紀末、朝鮮では資本主義列強の間の勢力争いが激しさを増していました。当時、朝鮮封建王朝は日本を牽制し法治基盤を維持しようとの目的から、帝政ロシアと結託しました。

朝鮮に対する独占的支配権を狙っていた日本侵略者はその計画が裏目に出るという危機感を感じて、朝鮮封建王朝の実権を握っていた明成皇后を除去しようとの陰謀を凝らしました。それで日本政府は悪名高い陸軍中将三浦*2を日本公使として朝鮮に派遣しました。

社会科学院歴史研究所の研究者キム・オクチュさんのお話しです。

「1895年10月8日の未明、三浦の指揮の下日本軍と警官・民間人のゴロツキから成る殺人鬼の集団は、朝鮮の皇宮である景福宮*3を奇襲して朝鮮封建政府の宮内部大臣と宮女達を手当たり次第に殺し、『皇后を出せ』と皇帝を脅かし監禁しました。そして皇后の寝室に押し入って明成皇后の髪を掴んでは、床板の大広間に引き摺り出し長剣で滅多切りにして無残に殺しました。それに飽き足らず、その遺体を焚き木の上に置き石油をぶちまけて焼き払いました。この事件はたちまち内外の世論を沸き返らせ、日本侵略者を糾弾する声がますます上がりました。慌てた日本政府は三浦以下40人余りを本国に呼び戻し、形だけの裁判を開いて証拠不明の名目で全員無罪釈放しました」

自分の侵略の目的を達成する為一国の皇后まで無残に殺した日本侵略者の野蛮行為は、古今東西に例を見ない極悪な反人倫の犯罪行為であり、朝鮮の自主権と尊厳を無残に踏み躙った国家主権侵害行為でした。

明成皇后の殺人事件は、日本侵略者は正に朝鮮人民の千年の宿敵であり、国際法も人倫道徳も眼中に無い極悪非道な殺人鬼、人権犯罪者である事をはっきりと示しています。

（時事評論）