朝鮮東海

朝鮮東海

朝鮮は東、西、南の三方が海に囲まれています。東の海、朝鮮東海は、北東、南西方向を長軸に楕円形の海です。面積は97万500キロメートル、平均水深は1668メートル、最深部は3699メートルです。太平洋とつらなっています。

朝鮮東海では主に比較的短い周期の波がたちます。海岸線は単調で島も多くありません。沿岸の年平均塩分は33.1～33.45で朝鮮の三つの海のうち比較的高いほうです。透明度は沿岸で12～14メートル、遠海で20メートル以上です。

朝鮮東海は水産資源に富み、その種類が多様です。現在まで600余種の魚が知られています。夏には暖流に乗ってかたくちいわし、さば、さんま、いわし、いかが押し寄せ、秋から冬にかけて寒流に乗って、すけとうだら、はたはた、にしん、たら、ほっけ、かれいなどが押し寄せます。

また、わかめ、昆布、ひとえぐさなどの海藻類と牡蠣、はまぐり、いがい、なまこ、うになどの成育に有利な水域もたくさんあります。このほかにも地下資源、化学資源に富んでいます。

海岸にはクムガン山*1の海クムガンとチルボ山*2の海チルボ、チョンソクチョン*3などの朝鮮屈指の名勝も広がっています。また、ソンドウォン*4とマジョン*5の風光明媚な海水浴場も有名です。