最強の国防力を打ち固めた一年

アメリカを始め、敵対勢力は2023年にも、朝鮮半島に戦略核戦力をときとなく引き入れて、共和国に史上最悪の核戦争の脅威を加えました。目下情勢は、敵対勢力の侵略武力に対する共和国の確実な軍事的優勢を、必須不可欠のものとして求めていました。

国家防衛力の建設を一番優先させ、最も重大なものとして絶対的な力を無限大に拡大し、共和国の武力を必勝不敗のものにするのを第一の革命課題として与えた敬愛する金正恩総書記の正しい指導の下に、共和国は2023年にも最強の国防力を備蓄しました。

金正恩総書記は、共和国の武力の政治・思想の威力を全面的に強めるのが大きな意義を持つとし、これに深い関心を持ちました。総書記は、朝鮮労働党中央軍事委員会第8期第6回、第7回拡大会議で、強い防衛力を備え、圧倒的な攻撃力を高めると共に、戦略的・戦術的な主導権を握って敵対勢力に圧勝できる実践の綱領を打ち出しました。

総書記は8月中旬、ある軍部隊を視察して、勝ち負けの如何は軍人の政治・思想、精神・道徳の優位性にかかっている、不屈の精神で武装した軍人には勝てない敵と失敗する戦いなどありえないと言って、軍人たちを励ましました。

8月末、朝鮮人民軍総参謀部の訓練指揮所を訪れては、戦争での勝敗如何は戦の前に指揮官の頭脳によって先ず決定される、全軍の指揮官みなが実戦で臨機応変する万能の兵士、堂々とした実力者に準備しなければならないと念を押しました。

その細やかな指導があって、共和国の武力は、指導者の思想と偉業に忠実で、革命的信念に徹した政治・思想の強兵になりました。

深夜に行われた2回の閲兵式と共和国の武力のツインタワーである民間武力の閲兵式は、政治・思想の強兵の素顔をはっきり見せる契機となりました。金正恩総書記の正しい指導によって、朝鮮人民軍は主体的な戦略戦術と大胆な攻撃方式、完璧な実戦能力を併せ持つ武力となりました。また、国中が要塞のように固められ、全人民が武装するという整然たる全人民防衛システムが立てられました。

金正恩総書記は、現代戦に相応した新世代の武装装備の開発を本格的に進めるよう精力的に導きました。総書記は、核武力の戦闘的信頼性と作戦運用の効果を高められるよう戦術核運用の空間を絶えず拡大し、適用手段の多様化をより高い段階で実現して、核戦闘態勢を全面的に整えるようにしました。

金正恩総書記は、先端戦略・戦術兵器システムの実戦配備を早めて、国の戦争抑止力を著しく強めるための総力戦を陣頭で導きました。想像を超える強力で優勢な核武力が攻勢に転じるとき、敵対勢力は恐れをなして、共和国の国権と制度、朝鮮人民に手出しできないというのが金正恩総書記の固い信条です。

最強の国防力を磐石の固きに置いた金正恩総書記の功績は子孫代々、末長く輝くことでしょう。

（政治―為民献身）