戦火の日々に設計されたピョンヤン

戦火の日々に設計されたピョンヤン

ピョンヤンの都市設計が出来上がったのは、祖国解放戦争の時でした。誰もが戦争の成り行きについてしか考えていなかったその時、偉大な金日成主席は勝利の日を見通して、復興建設の大構想を練りました。

戦勝革命史跡地の解説係であるリ・ヒャンさんはこう話します。

「1951年1月のある日、金日成主席はピョンヤン市復興建設総計画図を作っている建築家たちに会いました。主席は、ピョンヤン市復興建設総計画図の作成について話し合うため呼んだ、このような設計は初めてだから、難儀することもあるだろうと言って、復興建設の総設計をどのようにすべきかについて説明しました。そして、われわれはピョンヤン市を単に現状通りに復興するのでなく、人民のための文化施設と生活施設を十分整えたモダンな都市に復興建設すべきだと言いました」

ピョンヤン市復興建設総計画図の作成の方向付けをした主席は、5月、その草案を見ました。主席は作戦地図を描いていた色鉛筆を取って、設計図の上に印をつけ、欠点を一つ一つ指摘し、どう修正すべきかを教えました。こうして、主席の教え通りに、ピョンヤン市復興建設総計画図が完成しました。

ピョンヤンの都心を流れるテドン川に沿って伸びる大通り、その周辺にずらりと立ち並ぶ多層住宅、テドン川に架ける数本の橋、チャンデジェという丘の上に建設される児童宮殿、東ピョンヤン地区に広がるモダンな街、所々に造られる公園などなど。

3年間の戦争中、ピョンヤンに1400回以上に渡って42万8千個余りの爆弾が投下されました。これは、当時のピョンヤンの人口一人当たり1個以上の数量です。文字通り廃墟と化しました。しかし、金日成主席の指導の下、朝鮮人民は3年間で復興建設を終え、ピョンヤンは日増しにその姿を一新しました。

戦火の日々に設計されたピョンヤン、その美しい姿は現実となりました。

（フィーチャー）