恋しさいっぱいの10年

恋しさいっぱいの10年

偉大な金正日国防委員長は生涯、人民の幸せのため絶え間ない現地指導の道を歩み、その道のりで数多くの人に会いました。その中には、軍人と労働者、農民、科学者はもちろん、生まれたばかりの赤ちゃんから子供、主婦に至るまでごく普通の人もいます。それで、人民みなは、国防委員長への恋しさで胸を燃やしています。

国立演劇団の俳優チェ・グムヒャンさんのお話です。

「金正日国防委員長は私の家を訪れて、私たち夫婦の結婚を祝い、嬉しいことがあれば再び訪ねて来ると言いました。その日の優しい言葉が今も耳に残っています。私の家庭の幸せが日増しに大きくなるほど、一番先に浮かぶのは国防委員長の姿です。舞台で観客から盛んな拍手が送られる時も、学校の栄誉掲示板に貼り出された息子の写真を見る時も、この嬉しい便りを国防委員長に伝えたい思いです」

女優のチェさんが国防委員長に初めて会ったのは12年前でした。当時、国立演劇団は1960年代作の軽喜劇「山彦」を改作して上演しましたが、チェさんはヒロインにキャスティングされました。

チュチェ99（2010）年4月のある日、軽喜劇「山彦」を見た国防委員長は、公演の成果を祝い、チェさんに会いました。実の娘のように近くに呼んで、家のことも聞き、新居入りするなら必ず訪ねると約束もしました。

それから数ヵ月後の10月8日、結婚して4日しかならないチェさんは、新しい家で再び国防委員長に会いました。国防委員長はお幸せにと言って、家族みなと一緒に記念写真を撮りました。

翌年7月のある日、国立演劇団に再び来た国防委員長は、チェさんを見てとても喜び、男の子が生まれることを祈ると言って、その将来を祝福しました。

その息子がはや10歳になりました。息子の成長を見守りながら、チェさんは国防委員長が懐かしくてなりませんでした。わが家に寄せられた深い恩情の話を聞きながら育った息子の胸の奥には、一度も会ったことのない国防委員長への思いが大事にしまわれました。

歳月の流れと共に記憶は薄れると言いますが、金正日国防委員長への人民の思いは日増しに募るばかりです。このように流れてきた恋しさいっぱいの10年でした。

（フィーチャー）