忘れられない樺甸

忘れられない樺甸

樺甸（かでん）は朝鮮革命の歴史の一ページにれっきと記されているところです。ここで朝鮮初の新しいタイプの革命組織である打倒帝国主義同盟が結成されました。

歴史のその日はチュチェ15（1926）年10月17日でした。結成の場所は広々とした会議場でもなく、演壇もありませんでした。ひとつの志を抱いた熱血の青年たちが樺甸の小さな家の質素なオンドル部屋に集まりました。チェ・チャンゴル、キム・リガプ、リ・ジェウ、カン・ビョンソンなどなど。

偉大な金日成主席は情熱あふれる演説をし、新しく結成する組織の名を打倒帝国主義同盟に、略称はこの組織の朝鮮語のイニシャルである「トゥ・ドゥ」にすることを提案しました。

打倒帝国主義同盟は反帝、独立、自主の理念のもと、民族解放、階級解放を実現するため社会主義を目指す新しい世代の青年たちが創造した純潔で斬新な新しいタイプの政治的生命体でした。

金日成主席が打倒帝国主義同盟の責任者に選出されました。

「トゥ・ドゥ」の熱血闘士たちは手と手を取り合い、みなが一丸となって国と民族のための革命の道で生きるも死ぬも一緒にしようと誓いを固めました。「トゥ・ドゥ」の結成は新しいタイプの革命的党の創立の起点になりました。

チュチェ19（1930）年7月には初の党組織の建設同志社が生まれ、それから15年後のチュチェ34（1945）年10月10日には栄えある朝鮮労働党が創立されました。

打倒帝国主義同盟を結成した感激と喜びに満ちて主席を仰いだ「トゥ・ドゥ」の草分けのメンバーたち！

歴史のその日から90年余りの歳月が流れ、そのときの熱血闘士はみなこの世を去りました。しかし、その人たちの名は尊厳ある朝鮮労働党の偉大な歴史に末永く輝いています。

打倒帝国主義同盟と共に樺甸は朝鮮人民の心の中に忘れられない歴史のところとして刻まれました。