彫像は今も絶叫する

彫像は今も絶叫する

1945年8月15日、日帝が敗北し国が解放されたという知らせは、徴用で日本に引っ張られた朝鮮人にとって人一倍感激に堪えないものでした。故郷へ、祖国へ帰れると喜び合い我先にと浮島丸に乗り込んだ朝鮮人。しかしその人達は懐かしい故郷に〓〓〓、爆沈の轟音と共に青黒い海の中に水葬されました。

この事件は日本当局の緻密なシナリオによるものでした。敗北の腹癒せに、更には朝鮮人を相手に日本各地で働かされた野蛮行為の真相が明るみに出るのを防ぐ為、こうした集団虐殺へと出たのです。

金日成総合大学の講座長　教授、博士　キム・ビョンチョル

「大湊海軍警備部は下北半島地域にいる朝鮮人に、『浮島丸』がプサンに赴くが、これが朝鮮行きの最後の船だとだまして乗船人員を上回る大勢の人たちを『浮島丸』に乗せました。『浮島丸』への朝鮮人の乗船、出航は日本政府の指示と許可の下に軍部が直接実行しました。当時、連合軍司令部の指示により、日本領海で100トン級以上の船の航海は禁じられた状態でした。にもかかわらず、4000トン級をはるかに超える『浮島丸』への乗船、出航のすべての過程が順調に進んだのは日本当局の組織的、計画的な犯罪だということを示しています」

 

この彫像は舞鶴港にある浮島丸爆沈事件の被害者の慰霊碑を模った物です。彫像は植民地支配の全期間、朝鮮人民を残酷に殺し牛馬のように扱き使ったのも飽き足りず、敗北した後も大量殺戮を止めなかった野獣そのものの日帝を糾弾しています。そして今も絶叫しています。

歳月が経ち山河が変わろうと軍国主義者の本性は絶対変わる事が無い
新しい世代よ、何卒この惨めな事件を忘れてはならない
そして必ず計算してくれ

（時事評論）