覆い隠せない爆沈の真相

覆い隠せない爆沈の真相

シン・ヨンイル：1945年8月15日、朝鮮は日本の植民地支配から解放されました。それから数日後の1945年8月24日、日本京都府の舞鶴沖で旧日本海軍の輸送船浮島丸が数回の大爆発と共に真っ二つに切られて沈没する事件が生じました。

当時、船には国の解放を迎え帰郷の途に付いた数千人の朝鮮人が乗っていました。徴用・徴兵で日本に引き摺られ苦役に苛まれた人達でした。日本軍国主義者は朝鮮人が建設した軍事基地の秘密を守り朝鮮人への虐待・殺人等人道に悖る罪な行為を闇に葬り、また侵略戦争での惨敗の意趣返しのつもりで集団水葬の身震いする陰謀を凝らしました。

歴代の日本はこの爆沈事件を偶発事故だと言い張り浮島丸爆沈の責任を頑なに否定しています。しかし浮島丸爆沈事件は故意の朝鮮人集団虐殺事件でした。

中央階級的教育館の解説係りであるチェ・ギョンミさんのお話しです。

「辛うじて生き残った〓〓〓〓コン・サンギルさんは当時のことをこう思い起こしています。『爆発は機関室のある船底で起きた。船内の同胞達は泣き喚きながら必死にデッキに上がろうとした。しかしもう手遅れだった。その時デッキでは奇怪な事が起きた。当時、朝鮮人として日本海軍の憲兵を務めたペク何某という人がデッキに飛び出して「日本人が火薬を爆発させて船を沈めた」と喚き海に飛び込んだのだ。やっと日本人に騙されたと知ったがもう悲鳴と共に船は沈んでしまった』（※声は呉英淑さん）」

それだけではありません。多くの船が舞鶴港に出入りしましたが浮島丸だけが事故に遭った事、触雷爆発に必定の水柱*1が無かった事、1954年に引き揚げて検査した浮島丸の船底の鉄板が明確に外へ歪んでいた事、爆発直前に日本人皆がボートであたふたと脱出した事等は触雷爆発でなく明白に船内爆発で、それも日本人によるものだという事を如実に証明しています。

今も舞鶴沖で無念の死を強いられた朝鮮人の魂は安らかに眠れずにいます。

にも拘らず日本の反動勢力はこの爆沈事件の罪な内幕を永遠に覆い隠そうとしています。これは舞鶴沖で犠牲になった人達と朝鮮人民に対する冒涜で愚弄です。

朝鮮人民は過去日本が犯した特大の反人倫の罪をいついつまでも絶対忘れず必ず計算する事でしょう。

（世界と朝鮮―史実）