地方発展の政策実行のために重要なことは

呉英淑(オ・ヨンスク):地方工業工場を近代化して国中の人民の初歩的な物質・文化生活の水準を一段階飛躍させる為、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第10回会議では『地方発展20×10政策*1』が新たに闡明されました。

『地方発展20×10政策』は近代的な地方工業工場の建設を毎年20個の郡ずつ違える事の無い政策的課題として党が直接掌握してしっかり実行し、10年内に全国の全ての市・郡、即ち国中の人民の初歩的な物質・文化生活水準を一段階飛躍させる事です。

今年から『地方発展20×10政策』を成功裏に実行する為には原料源を確保し熟練工を養成するのが何よりも重要です。それは幾ら立派な建物を造り近代的な生産工程を揃えたとしても原料が負い付かず熟練工が準備されていなければ、その威力を残らず発揮出来ないからです。

それで共和国では原料源をしっかりと確保するのに大きな力を入れています。山間部では山をよく利用し沿岸部では海をよく利用するなら、幾らでも全ての地域で地元の原料と資材を以って新しく建てられる地方工業工場の生産を活性化する事が出来ます。

金化郡*2の地方工業工場がそれをはっきりと実証しています。面積の凡そ80%が山から成っている金化郡では地方工業工場の近代化の工事真っ最中に原料の栽培地、紙の原料と油の原料となる経済林を造成し今はそのお陰を被っています。

共和国では技術者と熟練工を先を見通して養成する事にも深い関心を払っています。地方工業工場に近代的な設備を揃えてもそれを扱う技術者と熟練工が準備されていなくては地方発展の政策を実行出来ません。

金化郡では地方工業工場の建設たけなわの時に従業員が予めオンライン教育を受けるようにし、中央と地方の技術者が金化郡に赴いて製品の分析法等色々な技術と技能を伝授したので操業してから毎月数10種の一般消費財を正常に生産する事が出来たのです。

金化郡の地方工業工場の経験を見習い共和国では今から従業員に自分が受け持った工程に対する最新科学技術の知識を習得させ、近代的な設備をマスターするよう技術熟練度を不断に高めるようにしています。

このように共和国では近代的な地方工業工場を建てると共に原料源の確保に重点を置き熟練工の養成を力強く推し進めて、『地方発展20×10政策』の成功を確実に裏付けています。

(政治―政策)

2024.04.10 サイト音声の聞き書き
 

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*1 他のニュースサイトの記事(「朝鮮中央通信」等)に合わせて「・・・10の政策」を「・・・10政策」と言い直しているのか。
*2 キムファ郡(김화군)

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Last-modified: 2024-04-11 (木) 21:06:36