人生の足跡を刻む

人生の足跡を刻む

ピョンヤンは日増しに変貌しています。全人民学習の大殿堂である科学技術殿堂や自然博物館、中央動物園、ミレショップとサービスセンター、子供たちの幸せそうな笑い声と歌声が溢れるマンギョンデ少年団キャンプ場、どんどん工事が進むリョミョン通り*1の建設現場。この素晴らしい建造物には建設者だけでなく、国中の人々の真心が込められています。

林業省に勤めるチョン・スリョンさんのお話です。

「私は幸せに育った新しい世代です。国の計らいで、お金一銭払うことなく、マンギョンデ学生少年宮殿で才能を思う存分伸ばし、金日成総合大学を卒業してこのように公務員になりました。それで私は本務に当たりながらも、どうすれば国の利益になることをやれるかと日頃から考えていました。しかし、欲望だけで、これと言ったことはやっていません」

チョンさんは特に目立ったことのない30代始めの女性です。しかし、社会と集団のために自分を捧げているので集団に愛されています。これまでチョンさんは科学技術殿堂、自然博物館と中央動物園の建設を誠心誠意支援し、金日成競技場の増改築工事にも参加したことで敬愛する金正恩元帥の感謝を貰いました。

この2月、朝鮮では歴史的な朝鮮労働党第7回大会を控え、忠誠の70日間戦闘が始まりました。チョンさんは職場での仕事に励む傍ら、金日成競技場の増改築工事を一日も早く終えるのに努めたいと思いました。それで退勤時間になると家ではなく、工事現場へ行って、速度戦青年建設チームの人たちと一緒に働きました。

昼間は公務にあたり、夜は工事現場でシャベルを使ったり、もっこを担いだりするのは決して容易な事ではありませんでした。それに、娘さんもまだ小さく、通勤距離も遠いので力に余る夜間労働をやめようかと思った時もありました。しかし、一週間もかかるといわれる工事を35時間で終える青年たちの働きぶりと楽観に満ちた生活ぶりを見て考え直し、力を出しました。

このようにチョンさんは70日間戦闘の初日から一日も欠かさず、金日成競技場の増改築工事現場で精一杯働きました。そして、家族一同の心こもる支援物資などを青年建設チームの人たちに送って励ましました。

「いつも、社会と集団のために自分を捧げること、これが人生の甲斐、というものではないでしょうか。後々になっても、誇りに満ちて振り返られるよう、今の一日、一日を頑張ってまいりたいと思っています」