テホンとホンダン

テホンとホンダン

テホンとホンダン、というのは朝鮮北部のリャンガン道*1テホンダン郡*2の地名からつけた名前です。

チュチェ89（2000）年3月のある日、テホンダン郡を訪れた偉大な金正日国防委員長はある新婚夫婦の家に寄りました。国防委員長は誰よりも私が先に新婚夫婦の家にきて見なければ、と言って、いつ結婚したか優しく聞きました。

昨年に結婚し、妻が妊娠中だとの答えを聞いた国防委員長は、それは何よりだ、出産はいつごろかと又聞きました。その女性は実家のお父さんに頼むように生まれる赤ちゃんの名前を付けて欲しいと囁き、国防委員長は快諾しました。

その日の夜、国防委員長は昼のことを思い起こし、息子が生まれるならテホン、娘ならホンダンと付けるがよい、するとテホンダンと言う意味になる、と言いました。テホンとホンダン、代を継いでテホンダンの大地に住み続ける新婚夫婦の思いがそのまま込められた名前でした。

あれから4ヶ月後、娘のホンダンが生まれました。それ以来、多くの家で生まれる子の名をテホン、ホンダンと付けました。

その後も国防委員長はテホンダン郡を住みよいところにつくるためピョンヤンから遠く離れたここを何度も訪れました。春も、冬も訪れて郡の行く手を示し、モダンな農業機械の一式も送りました。このようにテホンダン郡のいずこにも国防委員長の労苦が秘められています。

テホンとホンダンが生まれていつしか20数年が経ち、その子たちも今は親のようにテホンダンの主人になりました。

世代が変わっても金正日国防委員長の業績は代を継いで伝えられています。

（フィーチャー　この地のどこでも、誰でも）