ソベクスの谷に咲いた樹氷の花

小白水の谷に咲いた樹氷の花

ソベクス*1の谷には偉大な金正日総書記が誕生した生家があります。

金正日総書記が誕生したチュチェ31（1942）年2月16日、その前の日まで荒れ狂っていた猛烈な吹雪がこの日の未明に急に静かになり、ソベクスの谷にまばゆいばかりの白い樹氷の花が咲きました。天が授けた偉人の誕生を祝福するように自然も謹んで素晴らしい樹氷の花の海を広げたようでした。

ペクトゥ山*2の秘密のベースキャンプの生家の周辺にある珍しい泉からは真冬にも摂氏4度を維持する水が湧き出て、ソベクスという小川に流れ込むといいます。それでソベクスは白いもやに包まれるのですが、そのもやが回りの冷たい空気に当たって美しい樹氷の世界を生み出します。

ソベクスの谷のカラマツ、トドマツ、エゾマツの枝をきれいに飾る樹氷にまばゆい日光が当たると、千万のビーズのような輝きを呈します。綿のように真っ白い雪に覆われた水辺の大きさ様々な石のうえにももやがかかり、毛のふさふさとした白熊がうずくまっているような絶景をなします。

樹氷は寒い冬になると朝鮮のいずこでも見られます。しかし、金正日総書記が誕生したペクトゥ山の生家のある聖地に咲くソベクスの谷の樹氷の花のように美しく、厳かな情緒をかもすものはありません。それでソベクスの谷の樹氷はソベクスの谷の8景のひとつに数えられているのです。

正に、ソベクスの谷の樹氷の花は2月とともに朝鮮人民の心の中に金正日総書記への偲ぶ思いを募らせる敬慕の念こもる花です。

（観光）