ソベクス

小白水

ソベクス*1は朝鮮の最高峰であるペクトゥ山*2から南側の方向に少し離れたところにある渓流です。ソベクスの流れはペクトゥ山山頂のカルデラ湖、天池、天の池に源を発しています。澄み切った水の中で泳ぐイワナ、水際に美しい花をのぞかせている川柳、鬱蒼とした森は山鳥の囀りとマッチして豊かな情緒を引き立てています。

ソベクスの冬景色は異彩を放つものがあります。ソベクスの清い水は寒い冬も凍りません。氷点下30度から40度の中にもソベクスの水の温度は4～5度しかありません。斧折れの木も凍りつくと言う北部の冬ですが、渓流のあたりの木々には白い樹氷の花が咲いています。

樹氷の花咲くカラマツ、トウシラベ、エゾマツ、シラカバなどの高い木々を背景に美しい虹がかかると我知らずため息を連発します。高山地帯特有のこの自然の風景はここを訪れる人々をうっとりさせるに充分です。

ソベクスの谷には偉大な金正日総書記の生家があります。