「農作物の補い薬」をつくっている

「農作物の補い薬」をつくっている

有機質肥料は、土の中の栄養物質の量を多くし、その物理的・化学的性質を変えるので、「農作物の補い薬」と呼ばれています。朝鮮の多くの農場に有機農業が取り入れられ、有機質肥料の需要も高まっています。特にポトンガン有機質複合肥料工場で生産されている肥料と様々な植物成長促進剤の人気が上がっています。

工場ではポトン川*1に多くあるヘドロを基本原料として、有機質複合肥料と活性燐酸溶液、硼素栄養液などの植物成長促進剤を生産しています。今まで工場では原料注入機と肥料混合機、ローラー式粉砕機など、18種、20台の設備を合理的に改造して生産工程の近代化を実現し、肥料生産を正常化できる展望を開きました。これに基づいて工場では、毎年、多くの有機質複合肥料と植物成長促進剤をピョンヤン郊外の農場に定期的に送っています。

キム・チュンソン作業班長のお話です。

「肥料は季節に応じて施すものですから、今、水稲の肥培管理のための有機質複合肥料と災害性気候の中でも安全な収穫ができる様々な栄養液を生産しています。要は肥料の配合比率を正確に保つことです。そこで技術に準じた配合に力を入れています。遅効性肥料の生産工程も同時に完成しようと思っています」

この工場で生産された肥料は、良い作柄をもたらすのに大いに役立っています。

（経済―工業）

• 2021.01.24 経済各部門で成果が収められています