2017年4月23日ニュース抜粋

朝鮮民主主義人民共和国教育委員会スポークスマンの談話

朝鮮民主主義人民共和国教育委員会スポークスマンが22日、談話を出しました。

日本の反動勢力が軍国主義のシンボルともいえる教育勅語の教材使用を云々し、生徒に教える事を承認した事を受けてのもので、談話は、

「教育勅語は1890年、教育に関する日本天皇の勅として発表され、天皇に対する絶対的な服従と他国に対する侵略を煽る内容で貫かれた教育教範だ。そのため日本帝国主義の敗北後、教育勅語は国際社会の強い抗議と非難、強制措置によって1946年に廃止され、1948年、法律上その使用が正式に禁止された。日本の反動勢力は、歴史のゴミ箱に捨てられた教育勅語を教育の現場で公式に使用するようにし、これと時を同じくして日本の中学校で銃剣術を必須科目として教え、〓〓*1と独裁者のヒトラーの自叙伝『我が闘争』を教材として使用するようにした。神聖な教壇で刀を下げて海外侵略を唱え、小学校の児童にまで木刀を持たせて軍事訓練をさせた、過去の軍国主義者のそれを思わせるものだ」

こう述べ、次のように続けています。

「じわりじわりと、軍事大国化の法律的制度的メカニズムを作って来た日本の反動勢力が、今幼い生徒にまで盲目的な天皇崇拝と人間憎悪を植え付けるのは、新しい世代を幼い時からファッショ的に野獣のように育てて、日本社会を右翼化し軍国主義を復活させて、是が非でも大東亜共栄圏の見果てぬ夢を果すためだ。日本の反動勢力は神聖な教育を、罪深い軍国主義の歴史と海外侵略戦争を美化し、新しい世代を無私粗悪な野獣に、極端な精神的な奇形児、罪の意識も知らない厚顔無恥な存在に育てる事に悪用している。日本の反動勢力が、ブレーキが効かない軍国主義の列車を戦争軌道に乗せて疾走させているが、その終着点は自滅だけで、新しい世代を軍国主義の思想で洗脳させる行為は、破滅を免れ得ないという事を銘記しなければならない」

朝鮮の声放送ニュース抜粋(聞き書き)
 

ニュース抜粋2017


*1 聞き取り不能

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Last-modified: 2017-04-24 (月) 14:36:15