高次元デザイン技術と共に30年

高次元デザイン技術と共に30年

共和国のアパレル工業部門では高次元デザイン技術を積極的に受け入れています。この高次元デザイン技術は、運動する体の3D模型に服をリアルタイムで着用させ、それぞれの布地の特性による服の垂らし方や皮膚に及ぼす影響などを把握して服を設計する先端技術です。

ハンドクス・ピョンヤン軽工業大学の対外軽工業技術交流社の課長チョン・ウォンイルさんもその開発者の1人です。

「今、私たちがすべてのアパレル工場に導入している高次元デザイン技術は誰もが活用しています。服のデザインから配列、着用シミュレーションにいたるまでの準備時間が10分の1に縮まり、労働力と資材が節約できます」

チョンさんがこの高次元デザイン技術を開発したのはチュチェ101（2012）年でした。決して1、2年の間にもたらされた成果ではありませんでした。すでに大学時代から各次元のデザイン技術を研究してきたチョンさんは、し始めて1年目の年に3Dデザイン技術の研究を完成し、生産に導入しました。

こうした経験を踏まえて難問をひとつひとつ解決し、先端水準の性能を持つ高次元デザイン技術を開発しました。チョンさんはこの技術を全国のアパレル工場に導入するために努める一方、開発済みの高次元デザイン技術をもっと高い水準で完成するための研究を続けました。

この技術を導入した工場に出て労働者の声に耳を傾け、生産現場から求められる特性の指標を満足させる方向へと研究をさらに深めました。経済的効率の高いチョンさんの研究の成果はそれを取り入れた工場で好評を博しています。

チョンさんはまた、高次元デザイン技術を軽工業の他の部門に導入するための研究も進めてきました。昨年、この技術を利用して半身マネキンの生産にこぎつけ、今年は、全身マネキンを生産するための準備をしています。そのためチョンさんは、製作のコストダウンを図る一方、様々な技術的特性をもつ製品を生産できる設備の製作にも取り掛かりました。

このようにチョン・ウォンイルさんは、高い実力と粘り強い実践力で、高次元のデザイン技術の開発に全力を尽くしています。

（今日の朝鮮）