高い実力、粘り強い実践

高い実力、粘り強い実践

朝鮮で国家経済発展５ヵ年戦略の目標達成のための生産運動が力強く繰り広げられている中、どの部門でも電力の需要が日増しに増えています。こうした状況下で、電力の生産を増やすのもさることながら、生産された電気を効率よく利用するのがまた重要です。

カンウォン道*1のウォンサン市*2送配電所のキム・ジョンス所長は、電力供給を綿密に行う一方、送電ロスを極力減らすために励んでいます。従業員の間で博識と呼ばれるキムさんは、電気工学や機械工学、建築設計と力学について深い知識を持っています。高い実力と革新的な眼識で、電力供給を円満に保障するための合理的な方法を見つけ出し、積極的に実践してきました。

従業員と共に知恵と力を合わせて、電力供給と送配電システムの合理化のための技術上の対策を実情に応じてしっかり立てました。送配電システムを改善し、送配電設備を整備し補強する一方、電圧段階を高めるための技術改造を比較的しやすい低い段階から系統的に進めてきました。

複数の送配電系統を適切に統合し、合理的に手配し、送配電線と設備を日常的に補修、整備し補強して、電力供給をハイレベルで改善しました。また、市内の住民所帯はもちろん、各機関、企業の電力利用と消費量を最新科学技術によって速やかに、正確に把握する一方、それに基づいて電力供給と消費を合理的に保障しました。

その懸命な努力によって、変電所の建物が姿を一新し、電力供給のオートメ化がハイレベルで実現しました。また、自力でコンクリート電柱の生産や変圧器の修理、整備の工程も充実させるなど、送配電所の物質的・技術的土台をしっかりと整えました。

今、キムさんは労力と設備を集中して、送配電網の近代化を粘り強く進めています。電力供給をバランスよく行うため、給電システムを改善し、給電で整然とした秩序の確立を図っています。

キムさんのお話です。

「私たちは、増えるばかりの電気の需要を十分保障できるよう電力系統を完備し、労働条件と生活環境も改善するつもりです」

（今日の朝鮮）