革命の大志を刻み付けた千里の道

革命の大使を刻み付けた千里の道

シン・ヨンイル： 朝鮮人民が数千年の歴史で初めて迎え高く戴いた偉大な金日成主席はチュチェ1年（1912）4月15日、平壌の万景台の生家で産まれました。当時は朝鮮が日帝の植民地支配下にあった民族受難の時でした。幼年時代、金日成主席は独立運動に携わっていた父について異国に行って暮らしました。

小学校の卒業を控えた或る日、父は「朝鮮に行って勉強するのが良いだろう、朝鮮に生まれた男児なら当然朝鮮について良く知らなければならない」と主席に言いました。主席は父の意通りに朝鮮を知り朝鮮の為に学ぼうとの決心を固めチュチェ12年（1923）3月16日、祖国への千里の道に旅立ちました。朝鮮の10里が日本の1里に当たりますのでこの千里は百里、400キロの道のりです。

道のりの内半分以上は真昼にも獣が現れる無人地帯も同然の険しい山道でした。こうした所を主席は12歳という幼い時に1人で歩きました。その道で辛酸を舐めましたが主席の胸を痛めたのはどこにでも見られる祖国の悲惨な現実でした。受難の現実を目の当たりにしながら主席は祖国と民族についてもっと深く知るようになり、強盗そのものの日帝を撃ち破って国を取り戻そうとの大志を抱きました。

祖国で勉強していた主席は2年後、朝鮮が独立しなければ再び帰っては来るまいという悲壮な誓いを立て祖国を発ちました。それ以来主席は20年間の抗日革命闘争を繰り広げて日帝を撃ち破って祖国を解放し、この地に自主・自立・自衛の社会主義国家を建てました。正に主席が歩んだ学びの千里の道はひたすら自らの力によって祖国と人民の運命を救い、民族繁栄の偉業を実現する信念の誓いで輝く聖なる道のりでした。

金日成主席が学びの千里の道を歩んだその信念・その意志で偉大な金正日国防委員長は社会主義を固く守り、強国建設のしっかりした土台を固めました。

敬愛する金正恩総書記は主席と国防委員長が切り開き導いた聖なるその道を、代を継いであくまで引き継がせる為に人民を導いています。