険しい道をかきわける

険しい道をかきわける

敬愛する金正恩総書記は人民のためならどんな苦労も楽しみにし、険しい泥道、茨の道も喜んでかき分けています。

チュチェ102（2013）年5月20日、金正恩総書記は新築されているある育種場を訪れました。ここでは建設が始まってやっと道がつくられましたが、崖のそばのくねくねとした山道は石だらけでした。しかも大雨が降ったので道は泥だらけでした。

総書記を迎えるここの人たちは恐縮の念に駆られていました。けれど総書記は大丈夫、ちょっとハードだが今日ここへ来て見てよかったとし、建設の捗り具合について詳しく聞きました。そして建設を大胆に、スケール大きく始めたのが気に入る、と言いました。

総書記は曲がりくねる峠道を越え、踏み石が置かれた小川を渡って、ヤギの畜舎の建設現場を見てから、道がそれよりもっと険しいところにある優良種のヤギも見ました。

この日、総書記は育種場が立派に造られた後に来て見ては何の意味もない、建設最中の時に来て見てはじめて、懸案も解決してやり、建設をスムーズに進めるための方途も教えることができると言いました。そしてこれよりもっと険しく、危ういところも行って見ようと思う、よい道で立派なつくりのところだけに行って見ては、いつになっても人民に裕福な生活をもたらすことができないと言いました。

総書記の指導があって、4ヶ月余りの間に第1段階の建設が終わり、翌年の8月は完工の運びとなりました。

物寂しい山村にユニークな畜舎と瀟洒な住宅が建てられ、草地にはヤギと羊が群がる一幅の絵が生まれました。

（政治―為民献身）