長編小説「凱旋」

長編小説「凱旋」

長編小説「凱旋」は、偉大な金日成主席が時代と人民のために尽くして成した業績をモチーフにした長編シリーズ「不滅の歴史」より国の解放後の編の続きです。作品は、国の解放直後、直ちに党を創立した主席の不滅の業績を感動深く表しています。

作品は、主席が抗日革命闘争を勝利へと導いて国を解放したチュチェ34（1945）年8月15日から祖国の人民の前で凱旋演説を行ったその年の10月14日までの期間を背景にしています。

主席について長きに渡る抗日の血戦を繰り広げたキム・チェク*1、リム・チュンチュ*2、キム・イル*3、チェ・ヒョン*4を始め抗日革命家たちが小説の中心的な人物となっています。そして、キム・ヨンボム*5、リ・ジュハ*6を始め国内の政治家と労働者、学生など各階層の人物が登場します。

作品で、主席は解放された朝鮮での党、国家、武力建設の行く手を明らかにし、その実行のため、先ず党創立の準備を進めます。主席は、20年にわたる抗日革命闘争の日々、一時も忘れなかった懐かしい故郷、マンギョンデを素通りして、当時のカンソン製鋼所を訪れ、日帝が破壊した炉を1日も早く復旧して鋼鉄を生産することを労働者たちに呼びかけます。

一方、日帝の植民地支配の時から開業医であったリ・ビョンフンと妻の日本人女性を始め経歴が複雑な群衆との活動も幅広く行います。こうした実在した内容を通して、作品は主席の偉人としての風格と限りなく謙虚で質素な人民的な風格をありのまま見せています。

作品は、主席がチュチェ34（1945）年10月10日、歴史的な党創立の偉業を実現した後、祖国の人民に会って凱旋演説を行ったことについての当時の「ピョンヤン民報」10月15日付の記事「錦の山河に轟く40万の歓呼」で締めくくっています。

4月15日文学創作団の作家キム・ハヌルさんのお話です。

「金日成主席が国の解放の歴史的偉業を達成した抗日の伝説的英雄、不世出の愛国者として、祖国の人民と熱い凱旋の挨拶を交わすのは当然のことでした。また、人民も全国各地で金日成将軍歓迎準備委員会を組んで、指折り数えて主席を待っていました。しかし、主席は新しい国づくりの初の工程である党創立の偉業を実現した後、初めて恋しい祖国の人民と凱旋の挨拶を交わしました。歴史にこのような凱旋はありませんでした。それで、主席の党創立の業績を表す作品ですが、題目は『凱旋』と付けたわけです」

長編小説「凱旋」はチュチェ94（2005）年、金日成賞受賞者のチェ・ハクスさんによって発表されました。

朝鮮労働党を創立した金日成主席の業績を末永く伝える長編小説「凱旋」は、朝鮮人民の間で広く愛読されています。

（芸術）