錦繍山太陽宮殿

錦繍山太陽宮殿（クムスサンたいようきゅうでん　금수산태양궁전、旧称・錦繍山記念宮殿　금수산기념궁전）は、朝鮮民主主義人民共和国平壌市大城区域嵋岩洞にある金日成及び金正日の遺体を永久保存している施設である。金日成の国家主席宮殿だった錦繍山議事堂（금수산의사당）を改築・目的変更した。

概要

金日成主席が生前、公務や生活をしていた国家主席宮殿だった錦繍山議事堂（금수산의사당）を、彼の死後に遺体を永久保存する目的で改造した。維持管理はロシアの機関に依頼しており、年間維持費は膨大な額に上る。

平壌市街北西、大城山に向かう金城通り沿いの地下鉄光明駅付近に位置する。外見は宮殿造りで、宮殿の周囲は正面と側面を水堀、背後を高い塀に囲まれており、金日成の生前から厳重な警備が行われている。金正日政権末期まではその場所を積極的に公表せず、地図にも掲載されていなかった。元々官邸であったこともあり、現在も宮殿の背後（南側）には厳重に警備された官邸地区がある。

歴史

• 1976年 - 金日成主席の官邸（錦繍山議事堂）として建設。
• 1995年7月8日 - 金日成の死去1周年にあわせて一般公開された。
• 2012年2月16日 - 前年に死去した金正日を称える為、名称を錦繍山太陽宮殿に変更された。