鉱山労働者を訪れて

鉱山労働者を訪れて

朝鮮北部にコムドク鉱業連合企業所があります。

チュチェ64（1975）年7月1日、連合企業所を訪れた偉大な金正日総書記は、鉱山労働者が働く切羽に入ってみようと言いました。周りの人たちは、切羽にだけは絶対に入ってはならないと引き留めました。

総書記は、坑内に入らないようではここに来た甲斐がないと言って、地中深くの切羽に入りました。岩水が流れる深い地中で働く労働者たちの生活を直接体験した総書記は、そこの人たちも感じなかった不便な点を細かに気遣いました。

そして、坑内電車の照明をもっと明るくして、労働者が坑内に出入りする間に新聞などを読むようにしなければならない、と言いました。また、坑内帽を脱いでまたかぶったり、ランプを肩にかけたりして、ランプをもっと手軽にすることはできないか、手に持たないで坑内帽につける方法はないのか、と聞きました。

当時、コムドクには国中の人々が我先にとやって来ました。数百人の芸術家がコムドクで生産鼓舞活動を行っており、タンチョンとフンナム、ファンへ製鉄連合企業所とカンソンの労働者、そして保健医療従事者も駆けつけてきました。

ピョンヤンからは、サービス係りと職業同盟、青年同盟、女性同盟の各組織の人たちが数百キロも離れたコムドクに進んで赴きました。総書記は、全党、全国がコムドクを支援しているので、私も来たかったと言って、切羽だけでなく選鉱場を始め鉱山の各所を見て、実態をつぶさに把握しました。

そして、国の大規模な非鉄金属鉱物の産地である当時のコムドク鉱山が人民経済の発展で重要な位置を占めているとし、生産を一段と増やすための課題を示しました。

その後も、金正日総書記はコムドク鉱業連合企業所を何度も訪れて、鉱山労働者が時代をリードするよう励ましました。

（偉人伝）