進んで受け持つ仕事

進んで受け持つ仕事

ピョンヤン市*1ヒョンジェサン区域*2のシンミという町*3の周辺の小高い山は、色々な樹木と薬用植物の森に覆われています。80の峠に差し掛かるキム・サンモクさんが20年近くも育てた森です。

キムさんはこう語ります。

「村づくりは自分が住むところを美しく住みよいところに造るための重要なことです。そして、次の世代に快適な生活条件を保障するための張り合いある栄誉の仕事です。それで、植林活動に努めています」

キムさんは、空き地を耕して、多くの苗木と薬用植物を育てています。地元の育苗場で生産される苗木が足りないためではありません。国の財貨を増やし、故郷をきれいに造るのに何とか少しでも貢献したい思いからです。周りの人たちから、年も取ったから家でゆっくり休むようにと勧められましたが、仕事を手放しませんでした。

毎年、空き地に多くの苗木を移植し、しっかり根を下ろすよう誠意を尽くしました。それだけでは飽き足りなくて、薬草の栽培にも精を出しています。専門家を訪ねて薬草の栽培法を学んだり、薬草関連の本も読んだりして、科学的な肥培管理に努めています。キムさんに見習って、村人たちも木を植えました。家と村の周辺に果樹などを植えて、丹精して育てています。

息子のキム・スンチョルさんはこう語ります。

「父の世代が歩んできた愛国の道を、今は私たちが変わりなく歩み続けるべきだと思います。うちの家族は父のように故郷を住みよいところに立派に造るつもりです」

自分の手で幸せを創造することに生き甲斐を感じるこのような人々によって、国の山と野原、街と村は暮らしよい楽土に移り変わるでしょう。

（今日の朝鮮）