農業は人が営み、科学で営む

農業は人が営み、科学で営む

日増しに猛威を振るう異常気象で各国の農業部門が大きな被害を受けています。朝鮮も例外でなく、近年、相次ぐ異常気象で農作物の生育に悪影響を及ぼしています。

2020年は災害性異常気象による台風の影響を3回も受けました。人民の食糧のことで、常に農業の発展に深い関心を持っている敬愛する金正恩総書記は、被害復旧現場を現地指導し、農作物の生育状態を詳しく把握しました。

農業研究院のキム・ジョンナム副院長はこう話しています。

「最初はがっかりしました。被災地の収穫高がとてつもなく減るだろうと思ったのです。まさにそうした時、金正恩総書記が田んぼに入って稲の粒まで数えて見て、農場員が自信を失わずに最後まで頑張るようにと言いました。で、私たちは農場員と共に色々な栄養強化剤も取り入れ、努力して、実り豊かな秋を迎えたのです」

こうして、その年、全国的に百数十の大量収穫を出した農場が輩出しました。

農業部門を指導する際、総書記が強調することのひとつが科学農業です。総書記はみなが農業を科学化するとき初めて生きる道が開かれると言うしっかりした認識を持つように、農業は人が営み、科学で営む、と教えています。

今、農業部門では優良品種を選ぶことから種まき、育苗、田植えと草取りなど、全ての営農工程を科学的に、綿密に見積もって行っています。特に、災害性異常気象を既成の事実として、農作物を安全に、早期に丈夫に育てられる先進的な営農方法を積極的に受け入れ、肥培管理と栄養管理を科学的に行っています。

天にも勝つ力、まさにこれは科学農業にあります。

（政治―為民献身）