豆書家（チェ・リョジョン）

豆書家

ピョンヤンのテソン区域*1のリョミョン幼稚園*2に通っているチェ・リョジョンさんは、書道に人一倍の素質があると言われています。

それについてキム・スリョン先生はこう話しています。

「チェさんに筆字を教え始めた時、他の子供と違って集中力とスペース感覚、想像力に長けていることが分かりました。たとえば、画を一つ教えれば、その画について覚えておき、次の画に移る時、二度と教えなくても、正確に活用するという長所があります」

チェさんの書道の才能を一番先に見つけたのは、キム・スリョン先生でした。キムさんはチェさんが書道を早く会得し、自分のものとして固めるようにすることに力を入れました。暇なときには一緒にゲームを楽しみながら、手首の緊張感を解いてやり、ゲームの方法で字の間の間隔と構図の取り方も身に付けさせました。

一筆で文字の特性を生かす方法も熟達させました。この日々にチェさんの筆つきは年限と年齢に比べて、ずいぶんと磨かれ、上手になりました。今年4月に開かれた全国的な書道祭典でチェさんは優勝しました。

子供の才能を大事にし、伸ばしてやる幼稚園の先生たちの努力によって、チェ・リョジョンさんは未来の能書家に育っています。

（今日の朝鮮）