表裏のあるものたちの常套手段

表裏のあるものたちの常套手段

「裏表がある」、「言動が不一致だ」、「道徳的に低劣で厚顔無恥だ」、これは日本の反動勢力特有の捻くれた常習体質ですが、それが今回またもや曝け出されました。

先日、日本当局は南朝鮮に対する輸出規制というしっぺ返しを食わせる際に、その主な理由の一つとして対北朝鮮戦略物資不法輸出疑惑というのを持ち出しました。政界の人物が続々と出て「軍事用途への転用可能な物品が北朝鮮に流れ込む虞がある」という途方も無い妄言を並べ立てるかと思えば、右翼勢力は「戦略物資が北朝鮮へ流出した、日本人の生命まで危うくなった」という荒唐無稽な世論を先を競って流しています。

内外の言論は共和国に難癖を付けて執っている日本の輸出規制措置について、「表では南朝鮮最高裁判所の強制徴用被害者への賠償の判決に対する不満に見えるが、そこには被害者対加害者の構図を変えると共に朝鮮半島の平和の気流を遮り、北東アジアの情勢をまたもや緊張高潮へと導こうとの企みが潜んでいる」と分析しています。そうした中、南朝鮮では「経済を超えた報復による圧迫、朝鮮半島の問題で日本の要求を実現しようとの計算された言動」等の声も上がっています。

偶然とは言えないものです。

この度、共和国に託けての日本の反動勢力の妄言は根深い共和国敵視政策の表れであって、朝鮮半島の緊張緩和の推移に歯止めを掛ける為のまた一つの故意の挑発です。共和国の主導的な努力によってもたらされた朝鮮半島の緊張緩和の雰囲気に焦りの色を隠せず、それを覆そうと躍起になったのが日本の反動勢力です。またその為に朝鮮半島を巡る時の流れから追い出された哀れな島国の者達は今、極度の不安と焦燥感に駆られて反共和国の敵対ムードを一層悪辣に煽っています。今回の事からも分かりますが日本の反動勢力は朝鮮半島の緊張緩和に挑んで無謀に振舞っています。

また他の目的もあります。

日本の社会の恐怖心理を刺激し対朝鮮敵対感情を煽る事で支持票を掻き集め、長期権力の野望を実現して軍事大国化と再侵略の門戸を開こうとしているのです。日本の反動勢力は政治の面で危機が迫る度に、反共和国の謀略で内外世論を惑わし余命を維持しようとしています。何年か前にも、後を絶たない汚職・スキャンダル事件と憲法改正に反対する各界の激しい非難と抵抗で辞任寸前の瀬戸際に立たされた自民党は、衆議院の急遽解散と早期選挙を行い『北朝鮮の脅威』なるものを持ち出して不順な政治的目的に悪用しました。

周知のように日本の反動勢力の頭の中は共和国に対する敵対感情と押し潰しの野望で一杯です。

過去の罪に対する謝罪と賠償を頑なに拒み、再侵略の刃を研いでいる日本の反動勢力の悪辣な行為は断じて許されません。

（時事評論）