自立経済の歴史的選択

自立経済の歴史的選択

偉大な金日成主席は解放後、新しい国作りの初期から富み栄える自主、自立、自衛の社会主義強国を打ち立てるため心血を注ぎました。

国の解放後、朝鮮に残されたのは日帝植民地支配の所産である世紀に立ち遅れた経済でした。こうした状況下で自立的民族経済を建設するというのは決して生易しいことではありませんでした。その上、破壊された経済を復興した経験もなく、技術と資金をはじめなにもかも不足していました。

偉大な金日成主席は国を取り戻して凱旋した初日から、もしわれわれに自分の強力な物質的・経済的力がなければ、国の政治的独立を強固なものにすることも、防衛力を強化することもできないばかりか、国を丸ごと奪われかねないと言いました。

金日成主席は自立的民族経済建設の重大な課題を前にして、2つの原則を立てました。まず、ひとつは自国の土台を築かず、他力本願ではいつになっても債務を背負った召使の境遇を免れない、よって自力で経済を建設すべきだということでした。

もうひとつは朝鮮人民が自主的に生きようと決心した以上、支配主義者の圧力と封鎖は不可避のもので、いかなる場合もこれを乗りきっていく強力な物質的・経済的力を備えるべきだということでした。

物乞いでは繁栄をもたらすことができず、他力本願では真の経済発展を成し遂げられないというのが主席の意志でした。金日成主席は自立的民族経済という前人未踏の道を自らの資源、技術、力によって切り開く正しい路線と政策を打ち出しました。そして、人民大衆を自立的民族経済建設路線の実行へと力強く呼び起こしました。

その日々、14年という短い間に社会主義工業化の歴史的偉業を成し遂げ、自主、自立、自衛で尊厳ある社会主義の国を建てました。まさに、主席が朝鮮人民に残した自立的民族経済の確固たる土台は朝鮮の繁栄と人民の幸福の基礎となりました。

自立的民族経済のしっかりした土台を築いた金日成主席の正しい指導があって、共和国は自国の経済土台に基づいて朝鮮式の発展と繁栄を遂げることができたのです。

（偉人伝）