自然エネルギー利用のための分散電源システム

自然エネルギー利用のための分散電源システムを開発

朝鮮の国家科学院自然エネルギー研究所の科学者が国内の豊かな自然エネルギーの開発、利用の研究で成果を収めています。

国家科学院自然エネルギー研究所の研究室主任アン･イルチョンさんのお話です。

「これまで研究所では緊張した電気問題、エネルギー問題を充分解決できる、効率的な電力生産システムを開発するため地道な努力を傾けてきました。その過程に、太陽エネルギー、風力エネルギーなどの自然エネルギーを効率的に利用できる電力生産システムである分散電源システムを開発しました」

研究チームが分散電源システムの開発に取り掛かったのは2年前のことでした。当時、自然エネルギーを利用する新たな電力生産システムを国内の実状に合わせてハイレベルで開発する高い目標を掲げた科学者たちは、世界的なトレンドや関連文献の研究を深めました。

その過程に、分散電源システムを風力と太陽光、小型水力を総合的に利用できるように開発するのが国内の実状に合う最も実用的な方法であることを確かめました。それで北部地区の自然エネルギー発電所に行って開発の技術的な難問を一つ一つ解決しました。

現地で発電ユニットに無効電力と負荷コントロールを科学的に実現できる装置を導入して前の単独発電システムの不安定さを克服しました。また、発電設備の保護とコントロール、管理を科学的に行なうプログラムも開発しました。それで、季節と天気にかかわることなく安全な電力生産が可能になりました。

「私たちはこれまでの成果におごることなく、世界的なトレンドである分散電源システムの研究をさらに深めるつもりです。分散電源システムの各エレメントを自強力第一主義の下で国産化し、国の緊張した電気問題、エネルギー問題の解決に微力ながら尽くしたいと思っています」