職場への愛着

職場への愛着

朝鮮では町と村、職場のクリーンな環境作りが大衆上げての運動で力強く進められ、どこもかしこも姿を一新しています。このことを朝鮮では生産文化、生活文化を確立するといいます。

中央情報通信局第5分局は、生産文化、生活文化の確立で先頭を切っています。ピョンヤンのチャン山の麓にあるしょうしゃな建物の周囲を鳩が飛び交うのを見ればまるで保養所を思わせます。

構内のあちこちに憩いの場が設けられています。かんかん照りの真夏はこの憩いの場の上を這い上がる藤などの蔓が爽やかな木陰を作っています。ここで従業員たちは鳩に餌をやったり、将棋やユッ遊びなどの娯楽を楽しみながら憩いの一時を過ごします。

貴い寺は門からみゆると建物の内部も綺麗さっぱりです。オフィスはもちろん、行き来の激しい廊下もしょうしゃで綺麗です。廊下の壁面には従業員の常識を広めるための掲示板があります。

従業員の誰もがよく訪ねる科学技術普及室には通信の近代化、情報化の実現のための科学技術上の諸問題を分かりやすく知らせる掲示板があります。ここで知識を習得する過程に従業員のスキルアップとともに奇抜なアイディアも出たりします。

分局では季節や天候にかかわることなくスポーツができるよう、屋内にピンポンやバレーボール、バスケットボールのコートを設けました。そして従業員のための文化施設と野菜ハウスも整然と整えました。

労働者のリ・チャンスさんのお話です。

「職場のクリーンな環境づくりに取り掛かったとき、やるべきことも多いし、それに資材や労力も足りなくて自分の力に余るものではないかと懸念していました。そうしたとき、管理職が率先し、従業員も他人事と思わず力を合わせてやり通せました。周りの環境がすっかり一新したので、私たちの職場が一番と思われ、またこんな職場なら仕事の意欲にも燃えるし、誇りも覚えています」

どこを見てもきれいな職場で仕事に専念する従業員の明るい顔が伺えられます。

分局長のリム・グァンリョンさんのお話です。

「分局の従業員が力を合わせて職場を見事に整えましたが、その過程を通して集団の団結や親睦が一層計られました。職場がきれいになったので従業員は職場に愛着を抱き、仕事に励むようになって通信の迅速さが保障されています」

愛国心はおのずと生まれるものではありません。自分の職場への愛着、真面目な仕事振り、これが祖国愛につながるのではないでしょうか。

（今日の朝鮮）